酒天童子_伊吹
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しゅてんどうじいぶき
ゲーム「イケメン源氏伝〜あやかし恋えにし〜」の登場人物。
「鳥が空を飛ぶように 獣が肉を食らうように人を弄ぶのは鬼の本能だろう?」
酒天童子・伊吹とは、株式会社サイバードのゲーム作品「イケメン源氏伝〜あやかし恋えにし〜」に登場する攻略対象キャラクターである。
1200年以上を生きる鬼の首領。人間を弄び堕落させることに鬼としての本能的な喜びを感じる。故に人間を侍らせ唆しては絶望を味わせては何度も人の世で混沌を巻き起こす。崇徳院顕仁や泰親らとは浅からぬ関係にあり、幼子の姿で朝廷に出入りしている。
以下、本編のネタバレ
今を生きる鬼の一族で最も始祖に近く、他のあやかしにも畏れられる存在だが、生まれてすぐに人間の赤子と取り替えられて人間の村で育つ。その並外れた才覚と美貌で育ての親も故郷の者たちも欺き「神の使い」と崇められるも残虐な性質から民を愛することはなかった。成長と共に同胞の鬼族から「首領」の座に着くように乞われ、一族を率いるも異界に馴染めずに「人の世」で生活するようになる。
生まれたときから、その性質と並外れた能力を持つために自然と周囲と隔絶してしまい、心に虚しさを抱えるもその虚しさの本質を鬼であるがゆえに理解できずに「退屈」と名付けて永い時間を過ごす。この間に大妖「九尾の狐 玉藻」や養い子である「烏天狗 鞍馬」との出会いがあれど、二人とも伊吹とは相容れずにいたために孤独なままであった。
後に安倍晴明と出会い交流を持つも人間の晴明は長命である伊吹と共に歩めずに死去してしまい、またも空虚な時を過ごすことになるが、晴明の子孫である安倍泰親と呪われし上皇・崇徳院顕仁(崇徳上皇)と「契り」を交わして奇妙な家族めいた絆を育む。
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