関西ジャニーズJr.
かんさいじゃにーずじゅにあ
このまま彼方の空越えて 今すべてを越えて
関西で活動するジャニーズJr.が所属している、通称「関ジュ」。メンバーは関西出身者がメインだが、過去には愛知出身のJr.も在籍していた。関ジャニ∞の代から出来た組織であるため、それ以前のKinKi Kidsなどの関西出身者は関西ジャニーズJr.出身ではない。
関西ジャニーズJr.の特色
東西合わせて約200人ほどが所属するジャニーズJr.だが、関西ジャニーズに在籍している人数は約70人程度ほどしかいない。そのため、同期や同世代といった横の繋がりだけでなく、デビュー組も含めた縦のつながりも強い、いわば「家族感」が非常に強いことが関ジュの魅力のひとつ。その結束力の理由として挙げられるのが、関東のジュニアに比べて非常にチャンスが少ないから。関東のジュニアには当たり前のように用意されているダンスレッスンは2018年春頃までなかったり(そもそもダンス専用のスタジオがないため、自腹でスタジオを借りたり、振付師の先生のスタジオにお邪魔していた)、主な拠点である松竹座や先輩が行っている東京公演の見学などの交通費が自腹だったり、果ては公演で使う小道具なども基本的に自腹など、何かと環境が整っていない(2022年10月時点で多少の改善はあったらしい)。
また、関西ジュニアは関東ジュニアに比べて露出が非常に少なく、全国区の番組に出演する機会も、そのオーディションを受けることすら難しい時期が長く続いていたため、個人であっても全国区の仕事が決まることは関東のジュニア以上に大きなチャンスでもあった。
関西ジャニーズのプロデュース
そんな状況を見かねた関ジャニ∞の大倉忠義がジャニーさんに「技術も魅力もある関西Jr.をもっと知ってもらいたい」と話をした結果、2018年10月に大阪・梅田芸術劇場で行われた「Fall in LOVE~秋に関ジュに恋しちゃいなよ~」のプロデュースを行うことに。ライブ全体の構成と演出を大倉が、バラエティーコーナーの演出は横山裕が担当した。また、初披露曲として安田章大が「My Dream」を楽曲提供。
この公演は後に大倉がプロデューサーとなる関ジュにとって4年ぶりのユニット・なにわ男子のお披露目公演でもあった。
全20公演で38000人の観客動員予定に対し応募数は約70万枚、倍率2000倍のこの公演が無事に成功し、大倉と横山は関西ジャニーズのプロデュースを手掛けることになった。