闇の墓守リッチ
やみのはかもりりっち
「ふっふっふ、その通り。私はリッチ……。あのゲシュペンス島の溶岩へ落ち、肉体を授かって蘇ったのですぞ。」
モンスター娘TDのイベント「異世界ストレンジティル」にてゲシュペンス島を侵略しに来たのだが、モンスター娘達や王子の危機を知らせに来たパリオスとユージェンによって阻止され、撤退しようとしたら足を滑らせロリ化する溶岩に落ちてしまう。
撤退に成功した後、歴史改変を阻止すべく過去の世界に来たモンスター娘達の前に立ちはだかったが、その時には溶岩の影響で受肉し、自分自身も見惚れるぐらい愛らしい女の子になっていた。
初心者殺しと悪名高い魔物(モンスター)であるリッチが、モンスター(魔物)達が暮らすゲシュペンス島の力でパワーアップし、リッチ娘へと生まれ変わったのである。
ビビ神は「呪いの産物であるロリ化する溶岩の呪いがリッチの魔力に作用して別の効果をもたらした」と推測している。
(元々モンスター娘は姿を変えた魔物である為、同じく魔物であるリッチがゲシュペンス島の影響でモンスター娘に変異したとしても何ら不思議ではないと言えばそれまでだが。)
過去での役割は王都陥落の再現だが、本命は王子の仲間たちを引き付ける為の囮であり、ご主人君達はまんまと引っ掛かってしまった。
しかしビビ神の力をもってすればユージェンの弓とリッチ自身に残るダーク王子の魔力残滓を使えば王子の下に行く事が可能だった。
こうしてリッチは己の主を倒さんとする者達に拘束された上に、主を阻む為の手段として己の体を利用されるのであった。
見方によれば忠義者が己の誇りと尊厳を弄ばれてる状態である為、クロミやポデルが近くに居たら大興奮していただろう。
そんな彼女だが、アイギスの10周年を控えた「タワーディフェンスやろうぜキャンペーン」の強化月間で、まさかのモンスター娘TD側に逆輸入されることになった。後述のリッチ娘も実装されている中、同じリッチモチーフなリッチ娘が2人登場することになるとは……。
なお、モンスター娘TDでのプレイアブルなのでボイスは実装されているのだが、キャスト非公開になっている。
ビビ神に利用される形で千年戦争の時代に居るダーク王子に合流。王子との時を超えた決戦でダーク王子の臣下として猛威を振るう。
歴史の修正の影響で飛ばされた遥か未来の一つである世界の中、光と影の戦いはオリジナルの王子の勝利で幕を閉じた。
主の眠りを守る墓守になる事を改めて誓い、ダーク王子を看取るのであった。
リッチが美女化、もしくはロリ化すること自体はアイギス独自ではなく、他作品にも事例がある。有名どころではリッチ(魔物娘図鑑)辺り。
その中でも、特にグランブルーファンタジーのリッチに関して言えば、別個体の骨の姿のリッチ(本編中ではある理由でボンビーと呼ばれる)がいるうえで、ゴスロリ化したリッチもいるのである。
更に言えば、『超タワーディフェンス祭り』で今回のリッチが登場する前にもモンスター娘TD側で【リッチ娘】リコがいたりする。まさかの美女化リッチ2号の爆誕だったのだ。