宝塚市北部の西谷地区を中心に路線バスを運行し、阪急バスの一部営業所の運行管理を受託していた会社。
元々1924年7月に当時の川辺郡西谷村の村長が中心となって設立された西谷自動車株式会社を前身に持ち、1944年の大阪公益社への事業譲渡、戦後に公益社からの事業買い戻しが行われた。
1960年に阪急バスが同社の株式の譲渡を受け、1997年に社名を阪急田園バスへ改めた。
阪急バスの完全子会社化後の1997年から阪急バス能勢営業所を皮切りに同社の路線の運行管理の受託を開始。能勢以外に大山崎、山口、豊能、柱本、伏尾台、伊丹営業所、向日出張所の運行管理を受託していた。
田園バス直営路線が定期と臨時合わせて6路線なのに対し、従業員数が400人を超えていたのはこの関係もある。
2019年7月1日を以て阪急バス本体に吸収合併され、西谷自動車株式会社から続いた75年に渡る歴史に幕を下ろした。同社が管轄していた路線は阪急バス宝塚営業所西谷出張所の管轄に移管された。