概要
酢上裕也氏により、不定期に連載されているパワプロ10のサクセス「頑張パワフルズ編」をベースにした物語である。
サクセス中に登場したキャラクター達に加え、二人の「パワプロくん」が登場する。
一人目の「パワプロくん」がパワプロ10のサクセスの主人公にあたるようで、この物語の主人公である二人目の「パワプロくん」は、一人目が一流選手になってから入団した模様。
ただし作中で福家がFA宣言する、古葉が引退の危機に陥るなど、二人目も同じようなイベントに巡り合っているようだ。
基本的には二人目の「パワプロくん」を軸に話は進んでいく。
熱い名言が多く、何かに躓いて足を進められていない読者がいらっしゃるなら、ぜひご一読いただきたい作品である。
キャラクター
パワプロ(セカンド)
この物語の主人公。上記概要でいうところの「二人目」。
この項目では便宜上、彼の一軍昇格時のポジションであるセカンドをつけて表記する。
自分でも認めるほどの無愛想だが、勝利への執念と真摯さは人一倍。
プロ3年目を迎えた段階で未だ2軍だったが、とあることをきっかけに一軍に昇格。
今シーズン必ずパワフルズを優勝に導くと誓う。
能力
野手のグラブを突き破り、電光掲示板に突き刺さるほどの打球を放つほどの「パワーヒッター」。また、投手顔負けの強肩を誇る。
元々はショート、次いでセカンドを守れるほどの守備力も持ち合わせている。
スタコラビッチ!
スタコラビッチ!
僕の名前はスタコラビッチ!
パワプロ(ショート)
もう一人の「パワプロくん」。
長年最下位だったパワフルズをAクラスに導いた立役者で世間からは「ミスターパワフルズ」と呼ばれる名選手。
守備位置はショート。とあることをきっかけに一時戦線を離れることになるが…。
ちなみに、前作の酢上氏の連来の高校野球編の主人公と同一人物の模様。
能力
打率.379、58本塁打、124打点で三冠王を獲得した、球界のスター選手。
打球を読んでの動き出し、アクロバティックな補球など、守備もかなりの腕前。
入団当初は光るものはなく一時期スランプに陥ったが、努力と周りの助けもあり今の彼に成長できたという、まさにサクセスモードで成長したような選手といえる。
矢部明雄
みんな大好きメガネのあいつ。選手の詳細自体はリンク先参照。
今作では、パワプロくん(ショート)と同期で北海道日本ハムファイターズに所属していたらしいが、頑張パワフルズに移籍してきた。
福家花男
パワフルズの主力選手。
球界でも随一を誇るパワーヒッターで、現在は4番を務める。
しかし、FA宣言中で複数球団から話を受けている迷いからか、肝心なところで打てないなど成績低迷中。
古葉良己
頑張パワフルズ黄金世代を支えたベテランで、40歳を超えた今も現役を続けている。
しかし年齢による衰えが目立っている。猛打賞を197回を記録しているなど、全盛期はアベレージヒッターとして名を馳せていたようだ。
舘西勉
多彩な変化球と、高いコントロールが自慢の選手。
ただ他のエース選手達と比べるとどうにも目を引く部分がなく、監督に媚を売って登用して貰っているという噂も立っているが…。
橋森重矢
頑張パワフルズの一軍監督。黄金世代を支えた選手の一人。
しかし監督しての手腕は今ひとつなようで、Bクラス低迷を許している現状に打開策を見つけ出せずにいる。
横田
モブキャラ、いわゆるザコプロの一人。
怪我をしない為の手を抜いたプレー、活躍している選手への嫌がらせなど、スポーツ選手の風上にも置けない選手。
横田以外にも名前のないザコプロが多数登場するが、誰も彼も勝つための情熱を失ってしまっている。