概要
演:加藤あい
平安時代末期の女性で、平清盛の最初の妻。父は高階基章。保延4年(1138年)に嫡男・重盛を、翌年には次男・基盛を産んでいる。
明子という名前は大河ドラマ「清盛」のものであり、本項目ではこのドラマに登場した女性について解説する。
琵琶の名手でとても淑やかな女性。後に清盛の妻となる時子は、明子の友人であり、琵琶の弟子の一人である。
清盛と出会い、互いに惹かれて結ばれるという、いわゆる恋愛結婚をした。夫婦仲は睦まじく、清盛との間に重盛と基盛をもうけた。
とても繊細だが、気配り上手でもあり、平盛国の結婚を後押ししたり面倒を見たり、行き倒れた病人を看病したりしていて、清盛からも「できた妻」と褒められていた。
しかし、突然病に倒れて急死してしまう。ちなみに、明子の死に清盛は怒り狂い、祈祷の僧を足蹴りするなどの八つ当たりな行為をしていた。
余談
- 明子の産んだ子供二人(重盛と基盛)も若くして亡くなっている。
- 重盛の同母弟・基盛は快活な性格だったが、重盛は母明子の繊細さと優しさを受け継いでいて、権力者となった清盛のやり方に苦悩することが多くなっていき、そんな心を後白河法皇に付け込まれてしまい、最終的に心労が重なって早死にした。