キコテンチュウを統領に置いた、予選参加者約百名から成る大会中で最大規模の派閥。
理念
〝弱者でも束ねれば強者を倒せる〟を信条に実力下辺層を率いてメンバー全員を予選突破させる事を約束。
創設者
キコテンチュウ(鬼狐天冲/Fox.G) CV:佐々木望(柳川鱼)
宇宙最賢を謳う『鬼狐一族』の中でも有数の策略家。 舌先三寸で権謀術数の限りを尽くし、目的のためなら他者を駒として容赦無く使い捨てる。
総員から「キコ様」と呼び慕わせ、犠牲も厭わない程に洗脳させた。
スキル:【鏡像空間(ボイドミラー)】他人のスキルをコピー出来るが、完全に自分の物にするには元の保有者を殺す必要がある。
ライナ(莱娜/Riena) CV:南 央美(江月)
キコテンチュウの副官で、”鬼天盟”最古参の一人。命の恩人であるキコに心酔している。
戦闘よりもキコ及び鬼天盟のサポートとマネージメントで真価を発揮する。
スキル:【女王蜂の針】二振りのナイフ。
加入者
ジンとシドウゲンはカイリとのいざこざでキテン盟と接触し、匿われる形で入会する。
一同の傾向に強く共感し直ぐに仲間入りを申し出たシドウと、カイリの事もあり怪しみ警戒しつつもシドウを放って置けずに付き添う事にしたジン。
暫くは見学しながら性質を見定めていき、本格的な入会試験を受け 正式に一員となった。
制服
全身を覆う白装束に(統領であるキコのみ黒装束)仮面を着用する事が共通して義務付けられている。
仮面のデザインは個々のスキルに合わせて作られている。 此の仮面には特別な機能があり、付けている者全員のエナジーとポイントを1人に集中し分け与える事が出来る。
ランキング百位以内に食い込んでいる者は背中に目印として黄緑色のGooglePINの様なマークが入っている。
活動
『百死百生』計画
上位ランカー百名を嗾け、代わりに鬼天盟の人間百名を繰り上げ予選通過しようと様々な情報を入手し 用意周到に準備・決行した。
決行に先立っての下準備として、計画の妨げとなるカイリを捕らえ、ランキング1位・2位のガドロスとグレイを意図的に戦わせて互いのエナジースキルを破損させて戦闘能力を著しく低下させる。
その後、ガドロスはキコテンチュウの差し金で送り込んだライシー海賊団に任せ、自分たちはグレイに集中する状況を作り上げた。
展開
計画中でグレイを捕える囮に利用されたジンはキテン盟の脱退を決心。
弱点に漬け込まれ中々洗脳から解かれなかったシドウも、ジンが始末されかけている瞬時を見過ごせずにキコの攻撃を阻む。 真の力を発揮した事で本性を顕にしたキコに今度は自分が襲われ、漸く完全に目が醒めたのだった。
顛末
キコテンチュウの目論見は何としてでも決戦へ進む事、最初から全員で勝ち上がるつもり等無かった。
予選終了直前に殆どのメンバーから強制的にエナジーとポイントを吸引、自分だけ生き残ろうと暴走。
エナジーとポイントを吸い上げられた仮面と白装束を着ていたメンバーはたちまち藻掻き苦しみながら息絶え、偶然白装束を脱いでいたことで難を逃れていた他のメンバー2人もキコテンチュウに不要と見なされたライナ(ライナも直前にカイリとの戦闘で仮面と白装束を失った為、エナジーとポイントの吸引を免れていた)を救う形で反旗を翻して攻撃するも全く歯が立たず、キコテンチュウによって始末された。
キコは吸い上げたメンバーのエナジーで強化された自身のスキル【ボイドミラー】でコピーしたグレイとライシーの武器を駆使して、自身を打倒しようとするジン、グレイ、シドウ、カイリを終始圧倒する。
しかし、キコが一方的にグレイを痛めつけたことに激怒し、【ベクトルアロー】を暴走させたジンによって破壊されてしまう。
最後は互いの理念と意地を拳に込めての殴り合いを展開するが、ジンが拳にエナジーパワーを込めて殴り飛ばす『ベクトルスマッシュ』を喰らった事でキコは絶叫と共に空の彼方へと飛ばされていった。
一方、ポイントとランキングが百位以内に達していなかったライナは予選終了時に彼が捨てた仮面を抱えながら消滅。
こうして鬼天盟は壊滅するに至った。