魔人加藤
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まじんかとう
魔人加藤とは、荒俣宏の小説「帝都物語」に登場する加藤保憲のことである。
加藤保憲は、その恐るべき超人的能力から「魔人加藤」と呼ばれている。
紀州龍神村の加藤一族は、もともと破壊的な行動をする者であったらしい。第N代目である加藤保憲は、アジアの聖地(チベット等)へ行って修行を積んでいる。
明治の初頭から昭和73年にかけて、表向きは大日本帝国陸軍の将校 後自衛隊の情報将校(軍事技術である風水を操るため)として、帝都・東京の滅亡を画策、暗躍した。さまざまな姿の式神たち(水虎、十二神将、その他)を駆使し、平将門の子孫を依代にして怨霊として甦らせようとしたり、大地を巡る龍脈を操作した結果、関東大震災を起こしている。
昭和60年代後半に、ブレードランナーじみた東京で、最後の破壊をせんと計画を練ったところ、某所にできた「大正年間の瓦礫で作った2,5次元のミニ東京」が、変なネックになって微妙に苦戦する。なおそのジオラマの中には、辰宮由佳里の、若い姿の怨霊が諸般の事情で彷徨っている。
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