CV.白田千尋
演:齋藤飛鳥
概要
鳥栖哲雄・歌仙夫妻の長女。18歳(第三部→25歳)
大学進学を機に一人暮らしを始めており、初めての彼氏となった延人からDVを受けていた。
反抗期のため家にいるのに家族と一緒にご飯を食べようとしなかったり、父親の哲雄に冷たく当たるが、哲雄の誕生日には毎年凝ったプレゼントを贈っている。
作中の動向
自身の知らぬ間に鳥栖家の5億円以上におよぶ遺産相続人に指名されており、それがきっかけで半グレ組織に付け狙われることになる。当初は両親が危険を犯し組織と渡り合っていることに全く気付いていなかったが、徐々に闇の組織の存在に気づき始める。
第二部
自分に好意を持ってくれていた金井が死亡したことを知ると、生来の正義感から危険を冒すようになり、石井信の連れ出しに応じるなど両親に心配を与えてしまっている。
歌仙の実家がある村に哲雄と共に到着し、一旦歌仙と面会するも、のちに引き離された歌仙を探すために村内で単独行動に出る。その後、初めて会う祖父の鳥栖郷一郎に捕まり強姦寸前の脅しに遭った結果、やむなく「オガミメ」の後継を受け入れ修行を始めてしまう。なお、受け入れは「オガミメ」の後継を産ませるため、歌仙に“種付け”を企んだ郷一郎から母親を守るためであった。
松田月夜見らの指導による修行を表面的に受け入れたものの、内心はカルト教団に対する敵対心を育み続けており、脱走したのち警察の手を借りながら父母を助けるプランを持つ。
次世代の「オガミメ」歌仙の就任を祝う儀式のドサクサに紛れ、付き人の梨田を身代わりとして教団から脱走を図った。
脱走を図りながら警察に通報できたことにより警察が村に赴き、哲雄が保護されるきっかけを作った。
大量殺戮事件後、入院中の哲雄に警察官になる夢を打ち明ける。
第三部
大学卒業後は警察に採用され、7年後の現時点では刑事として勤務している。
首を吊った死体が発見された空き家で同僚の刑事「戸島」と共に捜査に参加する。しかし哲雄の指紋が発見されると哲雄の身内であることから捜査担当を外された。
死体が元間野会のメンバーだったことを知り、一連の事件の犯人が「窪と志野」の可能性があると暴力団対策課から示唆されると警察官を目指した理由であった「窪と志野の逮捕」に向けて単独行動を始める。
単独行動を始めて情報収集を行った結果、恭一を問い詰め父の哲雄が「延人殺し」の犯人であることに気付き始め、過去の自身の反省と共に父による窪への復讐を止めるための精神的葛藤に苛まれている。