曖昧さ回避
- 窪とは、くぼ。くぼみ。くぼむ。低い。低くへこんだところ。「窪下」「窪然」
- 漫画「マイホームヒーロー」の登場人物。
概要
半グレ組織のリーダー。暴力団「間野会」に出入りするフリーの殺し屋で本職のヤクザのような雰囲気を持つ強面の中年男。
恭一ら若手構成員を指揮統率する立場であると共に、相手を組み伏せる柔術や銃器類の扱いに長けていることから、躊躇なく殺しを行う。
志野によれば中東での傭兵経験があるという。この物語のラスボス的な存在となっている。
本名「佐武辰巳」
作中の同行
第一部
組織の稼ぎ頭である麻取義辰には頭が上がらず“コネ”で組織に加入してきた麻取延人を特別扱いしている。酒癖が悪く、自分の言うことを聞かない延人を扱い辛く思っているが、もともと徹底した合理的思考の持ち主であり、組織にとって利益にならないと判断すれば仲間であっても迷わず切り捨てる。
延人殺しの疑いが深まった古株の恭一に対してもあっさり見切りをつけ、組織の若手構成員に恭一の殺害を命じる冷酷さを持つ。
第二部
恭一が警察に自首したことを起因に間野会へのメンツが潰れることを恐れた志野の指示を受け、組織崩壊の立役者となった「鳥栖哲雄殺害」の結論が出る。
哲雄を追って歌仙の育った村に入るが鳥栖洋二に追い出される。状況を聞いた志野の決断と手配でライフル等の武器が準備されることになり本格的に哲雄の殺害に向け動き出すことになった。
部下らと共に再び村に侵入し、哲雄を匿う教祖ら鳥栖家と拳銃を向け合いながら対峙するが、事前調査不足と鳥栖次郎の肝の据わった対応から全面戦争回避を決断する。代わりに、鳥栖郷一郎拉致の秘策を思い立つ。
二人の部下がこの秘策を実行し、床下から屋敷に侵入し拉致を行おうとしたが哲雄による郷一郎殺害の直後であったため、殺害現場に居合わせることになってしまう。殺害現場の異音に気付いた洋二ら鳥栖家の武闘集団によって二人は射殺され、拉致は失敗に終わっている。
失敗後、残った部下らと共に村の山中に逃げ込む。洋二ら教団関係者の山狩りに遭い、結果的に全ての部下を失ったことで部下の保護を気にすることはなくなり身軽となる。
傭兵経験を活かした驚異的な身体能力と教団関係者から奪った銃や斧を使い、村の教団関係者ら160名以上を殺傷する。窪の自殺教唆に応じた者の数を加え、かつとどめを刺した人数を加えれば180名以上の殺害に関与した。
ほぼ育児放棄された母子家庭で育ち、暴力的な生活だった高校の時に夜の仕事をする母親の再婚相手に暴行を受け、反撃したことで家を追い出され野宿同様の生活となる。後にその再婚相手と母親を心中に見せかけて殺害した疑惑を持たれている。
哲雄と対峙し、哲雄が仕掛けたトラップをかいくぐり、かつて願っていた殺しができる状況を作ってくれた哲雄に感謝するとともに今までの経緯も含めて説明を求めた。その後、哲雄の最後の抵抗で深手を負うも山の中に逃亡。大規模な山狩りと捜索が行われたが、その後の足取りは掴めていない。
全国に指名手配され、その顔立ちは日本中に知れ渡ることになった。
大量殺戮事件直後は大いに報道されたが石油タンカーで海外に脱出した情報が出た後は報道も収束気味になっている。
第三部
7年後、再び哲雄の前に現れ、数々の謎解きを哲雄に告げる。解決できれば窪の居場所が判明し、解決できなければ無差別テロが発生すると哲雄を脅迫する。
関連タグ
佐藤(あじん):元傭兵、殺人を楽しむ等共通点が多い。