概要
ゲーム上にて、プレイヤーのゆく先々に現れる、人語を話す謎の黒猫。
話しかけることでセーブすることができる。
その際、いちいち軽口を叩かれる。
恐怖の仕掛けに恐れ慄くプレイヤーにとって、この猫を見るたびにホッとすることだろう…。
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※この先↓はゲーム終盤及び、書籍版のネタバレになります。未プレイの方はご注意ください!
正体
ゲーム終盤において、倒れて動かなくなっている姿を見かける。その正体は、かつてエレンに魔女の力を授けた悪魔。黒猫の体は本体ではなく猫の死体を使った仮の物。他にもカラスの悪魔が登場している。
体に障害を持つエレンの弱みに付け込み、魔女の家に誘い込んだ人間を家に食わせるという労働を条件に、エレンに永遠の命と力を与えた。
ただし、この力はエレンが家から一歩でも出ると、たちまち消えてしまうため、実質エレンはこの悪魔の奴隷になっているといえる。
親切を装い、実際は選択の余地のない少女に、半永久的な労働を強要する様はまさに外道。
当初は読み書きを教えてやるなど、エレンとも関係も良好だったが、その本性ゆえ、長い時を過ごすうちにエレンからの扱いもぞんざいになってゆき、ゲーム本編に登場する酸の川に沈められたりもしている(不死身なため、何食わぬ顔で再登場したが)。時間がたつと共に、エレンに自由になれる方法をほのめかし、その上で、ノルマをこなせば教えると答えを先延ばしにし、淡々と人を殺させた。そしてついに、誰かの体を乗っ取れば自由になれるというこれまた外道な方法を授け、エレンを解放した。
つまりは本作においての諸悪の根源であり、エレンを狂気の魔女に変え、ヴィオラを絶望の淵に追いやった張本人。しかも、エレンはあくまで何代目かの魔女であるらしく、この悪魔は今も、新たなターゲットを捜しているのかもしれない…。
電子書籍版「魔女の家 エレンの日記」では掌編「黒猫のモノローグ」が収録されている。
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