警官とは思えない小柄な身長で、それを生かした盛り場や風俗街の潜入捜査、張り込みを得意とする。人呼んで「くのいち捜査官」。
カナはこどもの頃より世間の身勝手な正義感に疑問を抱いており、警察という体制側に属することでそれを解そうとするが、違和感は拭えない。
被害者であろうと安易には他人を信じない性格を「邪悪」と自認するが、そのために真の被害者を救えることもあり、社会や自分への嫌悪感が身から溢れ出る手前で生きながらえている。
『ハコヅメ ~交番女子の逆襲~ 別章 アンボックス』
黒田カナの苦悩を中心に、カナの所属する生活安全課が扱い事件へと発展した事案を追う『ハコヅメ』のスピンオフ作品。最後にカナは自分の進むべき明るい道を得る。