概要
『魔法少女育成計画limited』に登場。上巻の表紙を飾っている。
変身者の名前は「七谷小鳥」(ななや ことり)。
魔法少女を生み出す「魔法の国」から給料をもらって働いている職業魔法少女。
人物像
学ランをアレンジしたような制服に三つ編みとハートのモチーフが特徴である魔法少女。
魔法少女の人物査定と、メンタルケアを仕事としている。魔法に酔った夢見がちな問題児がよく回されてくるが、後述の魔法を使用して客観的な分析を行えることもあって、暫くすると他の部署へと移っていく。彼女自身は仕事柄、魔法少女の実情をよく理解している為か、魔法少女という職業に夢を見ることなく現実的な価値観を持っている常識人。
基本的にボランティアでこき使われる魔法少女だが、彼女の場合は「魔法の国」から魔法を高く評価され、給料によって正規に雇われている、いわばサラリーマン魔法少女。
給金は安くないが、贅沢はせず地道に貯金している。数年前に父母をなくし、親戚とも疎遠、家庭をもっているわけでもなく、他に仕事や資格を持つでもない。さらに魔法少女を辞めさせられるとその間の記憶を消され洒落にならないことになるため、危ない橋は渡らず、職務は堅実に、忠実にやっている。
そうした立場ゆえに上司の指示を第一として行動しているが、本質的にはお人好しの性格であり、仕事と情の板挟みに悩んだり苦労している。
魔法少女ではあるが、人事部門の人間であり、戦闘タイプではない。しかし、昇給できた矢先、凶悪犯の捕縛、しかも既に死人の出ている任務に突然組み込まれる羽目になってしまう。
能力
「相手の能力がわかる魔法のゴーグルを使うよ」
固有魔法は「魔法のゴーグル」ごしに相手を見ることでその能力、人格のどんな部分でも文章化、または数値化して把握する、というもの。閲覧するデータの緻密さは調整することができ、詳細に知ろうとすればあるデータのさらに詳細なデータ、またはそのデータの意味合いまで無限に辿ることが可能。分析能力としてはこれ以上ないほどの性能を持っている。
発動の主体はゴーグルにあるため、ゴーグルさえ改造すればその性能(魔法としての機能)を強化することができる。
ただし、本人以外にも出来てしまう。現にこのゴーグルは上司の手により勝手に改造されている。
最初は本人もかなり嫌がっていたが、見た情報を報告書としてまとめなくても、そのまま上部に行くようになり、かなり仕事が楽になったため、結果的に受け入れるようになった。
7753自身はこの能力を他人に使うのはプライベートを暴くようで無礼なのではないかと考えており、仕事以外で使うことは消極的。