曲についての概要
「アメリカの愚者」といった意味の題通り、イラク戦争を起こした米国を批判している。
元は『cigarette And valentine』という曲だったが、マスターテープが盗難にあったため(犯人は未だ不明)、急遽作り直して生まれた曲でもある。
全米ビルボードで1位を獲得するなど高い評価を得た。
アルバムについての概要
イラク戦争を起こした「愚かなアメリカ」への怒りを、オペラ形式というコンセプトの元で表現したアルバムである。
パンクとオペラを融合させたバンクオペラなる道を拓き、グラミー賞ロック部門で最優秀賞を獲得するなど、高い評価と喝采を得た。
2009年にはこのアルバムを題材としたミュージカルが作られた。
『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』で225位に、『ローリング・ストーン誌が選ぶ 2000年代ベストアルバム』では、22位にランクイン。
アルバムのコンセプト
夢追って故郷を捨てた主人公ジーザス・オブ・サバービアと、彼のもう一つの人格であるセイント・ジミーとの、葛藤と孤軍奮闘の毎日が描かれている。
アルバムのほぼすべての曲の作詞を担当したビリー曰く、サバービアの人生を通して、『自己破滅か自分の正義を選ぶのかの選択』を表現したとのこと。