曖昧さ回避
- 『エミルクロニクルオンライン』に登場する機械種族。⇒本項で解説。
- 『デート・ア・ライブ』に登場する架空企業の略称。⇒デウス・エクス・マキナ・インダストリー
概要
DEMとはデウス・エクス・マキナ=Deus Ex Machina(意味は「機械仕掛けの神」)の略称であり、『エミルクロニクルオンライン』のSAGA10の実装から登場した種族。
プレーヤーキャラクターとしても扱うことができ、他種族とは異なるDEMICと呼ばれる成長システムを有し、全体的に玄人向けとなっている。
ゲーム内では他の種族と戦争状態にある機械種族として登場しており、プレイヤーキャラクターのDEMは「ココロ」を持ったために脱走したイレギュラーという位置付けである。
本項ではプレイヤーキャラクターのDEMについて扱う。
他の種族との相違点
シナリオ
他の種族は人間の街にある冒険者学校からチュートリアルが開始するが、DEMの場合は基礎教育を受けた後に脱走する場面から開始する。
また、一部メインストーリーの進行条件などが他の種族と異なる、DEM専用のストーリーイベントが用意されている、他種族と共通のイベントでも台詞が変化するなどの違いがある。
(DEMと戦争状態にあるドミニオン界のNPCからはことごとく嫌われる)
また、一部のストーリーや施設の開放条件が他の種族よりも非常にゆるいため、勢い任せに活動範囲を広げると痛い目を見ることもある。(特に初めてのタイタニア界でのウォーターレイアー島の『幽閉』が新米ならやらかしかねない事故として広くプレイヤーの間で認知されている)
フォームチェンジ
他の種族との最大の相違点の一つで、他の種族とほぼ同じ姿の「ノーマルフォーム」と戦闘用の姿である「マシナフォーム」を任意に使い分ける事ができる。
ノーマルフォームでは他の種族と同じ装備を身に付けてパートナーを連れ歩く事もできるが、能力は他種族のレベル1相当で固定されてスキルも使用できない、お洒落や交流用の姿となる。
戦闘する場合、マシナフォームに変身(フォームチェンジ)する事でロボット風の姿となり、スキルやステータスが開放される。
マシナフォームでの容姿などは事前にセットしたパーツで決まるが、このパーツは通常の装備品より損耗が早く、見た目や性能が良いパーツは課金アイテムとなる。
なお、ノーマルフォームの初期顔は光沢の無い目や金属プレートの付いた頬などアンドロイド的な雰囲気となっている。(他種族と同じ課金アイテムで顔を変更すると人間的な顔になる)
DEMIC
DEMは特定の職業に就く事ができず、経験値ではレベルアップもしない。
(心が不完全な為に職業に就くものに必要な資質が満たせないとされている)
代わりにDEMICと呼ばれる専用のシステムで成長する。
PCのDEMはDEMIC回路と呼ばれるパズルの盤面を内蔵しており、これにステータスアップやスキル習得のチップをパズルのピースとして配置する事で成長する。
DEMIC回路は他者との交流(PCとの挨拶やNPCのクエスト解決)によって拡張され、それに伴ってレベルアップする。(レベルアップでは能力は向上しない)
それとは別に戦闘やクエストなどで貯めた経験値でステータスやスキルのチップを購入し、DEMIC回路に配置する事で能力が向上する。
DEMICで習得できるスキルは各職業のスキルから幅広く網羅されており、攻撃・支援・回復を一人で賄う、職業毎の専用スキルを併用するなど、他種族では有り得ない組み合わせでスキルを習得できる。
ただし、大きさの限られたDEMIC回路にステータスとスキルのチップを配置するため、欲しいスキルを一通り配置するとステータスを配置する空きが足りない、といった事がよく起こる。
このため、必要なステータスの見極めとスキルの吟味が重要であり、中~上級者向けの種族とされる要因となっている。
逆に言うと、不要なステータスやスキルを完全に切り捨てる事で、特定の能力に特化しやすいとも言え、融通が利かないが特化した能力・状況では人間に勝る、機械種族らしい特徴となっている。
課金アイテムのチップも用意されており、経験値で購入する物より小型で配置しやすい、レベル制限が無いなど有利になっているが、課金専用のスキルなどは存在しない。
なお採取や生産のスキルは習得できないため、原則として戦闘用(または観賞用)のキャラクターとなる。
パートナー、憑依関係
DEMはマシナフォームではパートナーを連れ歩く事ができない。
この為パートナーの援護を一切期待できず、他の種族と大幅に異なるバランスとなっている。
また、ECOの特徴である憑依とマリオネットもDEMは心が不完全という理由から一部例外を除いて使用できない。
例外として全身一体型のパーツ(セットフォーム)を使用中のみ他者を憑依させる事が可能となる。
パーツの種類
マシナフォームでの容姿と性能はパーツによって大幅に左右される。
パーツは大きく二通りに分類され、頭、胴、腕、脚、背中(羽根やオプション武器など)に分かれる通常のパーツと、全身一体型のセットフォームと呼ばれる物がある。
通常のパーツは様々な外見や性能のパーツを組み合わせる事ができるが、概ね人型となる。
(一部にケンタウロスの様な四脚や、ホバータイプもある)
セットフォームは一つのパーツで全身のパーツ欄を占有し、機械の獣や乗り物の様な姿になる。
戦闘力は通常のパーツの方が高い傾向にあるが、セットフォームは移動速度が速い、大きくて目立つ、他者を憑依させられるといった利点がある。
また、他の種族間で憑依すると憑依者の姿は単に見えなくなるが、セットフォームのDEMに憑依すると背中や座席に搭乗した姿で表示される。(ボクがキミの馬になる!)