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人物像編集

エミルクロニクルオンラインを構成する一つの大きな要素、「想いの力」。

その想いの力の研究者の第一人者として有名な人物であり、数百年前の大戦時代を生きた故人である。


その成果は想いの力を発端とする多岐に渡っており、本ゲームの強化要素イリスカードシステムの雛形を構築したともされている。

また、2010年より始まった通年イベントの全ての発端となる人物でもある。


2015年より公開された「アナザークロニクル」に於いて、(ロアのようにタイ兄さんに結びつけた仮初めの状態ではあるが)ついに本人が本格的に登場した。


経歴編集

幼い頃より物語を聞くのが好きだったイリスは、母に様々な物語を聞いて育ったという。

そのうちに、物語に篭められた想いに憧れ、想いを形にする道を志すようになった。

物語のような、暖かい想いで満たされた世界を夢見て、彼女の研究は始まるのであった。

しかし研究は、想いの力を物質化する過程で行き詰まるようになる。

また時勢は、資源戦争に伴うDEMとの戦争に明け暮れるようになっていく。

そんな折、「想いの力を使って世界を守る守護者の開発を」(要は兵器開発)という依頼を受ける事になる。

依頼に伴い後押しは受けられたものの、開発は難航。有用な成果を出せない研究は凍結されるのを待つばかりであった。

焦燥もあり、また兵器とはいえ、想いの力が世界を守る…即ち、多くの人が世界を愛し、慈しむ世界の到来を信じ、研究のため、周囲の反対をおして古代の遺産が眠るマイマイ島へと渡る。

激戦地であったマイマイ島への渡航は正に自殺行為であり、ついにイリス博士は行方不明のまま戻る事はなかったという。


人物像編集

直接プレイヤーが会うという機会は、そもそも時代が違う為、機会は稀であり、伝聞や僅かな邂逅機会に頼る以外ない。

幼い頃の憧れのままに研究を志す所から、どこか夢見がちであり、また直向きな性格を読み取る事はできる。

一方で研究に夢中になるあまり不摂生になる事も多かったようで、倒れている所を妹や執事に介抱されるといった事もままあったようである。

その為、研究分野の知識には明るい一方、家事等はあまり出来ない様子でもある。

アナザークロニクルにて編集

紙芝居屋アイリスにも劣らず研究熱心でエキセントリックな性格だった様子。

自身のアナザーが辿る後悔を目の当たりにして、(後の世を知り得た結果論ではあるが)後世が受け継いでくれた事を省み、未完成の結果も果たせなかった後悔も、意味があった事として受け入れた。


研究成果編集

想いの力の具現化を目標にしてきた彼女の研究は、常に資金や資料の不足に悩まされてきた。

しかしながら、過去を紐解く一つの材料になったり、現在の冒険者の力になったりと、現在受けている恩恵は大きい。

イリスカード編集

想いの力をカード媒体に定着させたものであり、冒険者の様々な能力を補強する効果を持つ。

フシギな卵編集

通年イベント1年目『ヒトトセのフシギな卵』の中核を成す謎の卵。

『世界を守る守護者の開発』の成果であり、また『想いの力の集積器』でもある。

この卵より守護魔ウルゥが誕生した事で、世界の『想いの力を具現化する力』は飛躍的に高まり、後の通年イベントが起こる契機となった。

想いの力の具現化編集

厳密にはイリス博士の代では区切りはついていない研究であり、想いの力の具現化という手段を成す為、フシギな卵の力で生まれた紙芝居屋アイリスへと引き継がれていく。

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