御魂(ECO)
みたま
『エミルクロニクルオンライン』で、思いの力をメインテーマとして扱う通年イベントの4年目となる「空飛ぶ工房とフシギな武器」の主役種族。
「武器」と"何かの想いの結晶"である「珠魂(じゅこん)」と「人の心」が合わさる事で生まれる存在。
武器としての姿の他に人間に酷似した体を持ち、武器の姿と人の姿は自由に変化可能。
アルマ達の様に気を抜いて眠った場合などは武器の姿になるため、ベースは武器のようである。
「冷気を放つ」、「雷を操る」等の特殊能力をも持ち、その発動の際などにはヒト状態の見た目が変化する事もある。
武器そのものも、見る者を魅了するほどの業物。
アクロポリスに流れ着いた飛空庭の主であり、鍛冶師でもあるアルティ(後述)のご先祖が作った武器が変化した存在らしく、彼女が受け継いできた書物に記載されていた事から「御魂」と呼ばれるようになった。
ゲーム内の発言として以下がある。これらの意味する所は……?
- ベースである武器は他者から貰ったもの。
- 獣耳やツノは気が付いたら生えていた(昔は生えていなかった)
少なくとも過去の大戦時代から存在している事が明言され、同時に御魂となった者はその武器と共に存在するようになる。
御魂の武器は何百年も耐えられるほど頑丈なため、半ば不老不死に近い状態となる。
その性故に人並み外れて多くの出会いと別れを経験する宿命を背負っており、何人かの御魂はその自覚を持っているようである。
ちなみにイベント実施以前から存在が判明している武神達がこの御魂たちと近い存在であり、後述の開発者が共通していることからも、武神達はこの御魂の一種、または発展形だと思われる。
上記した通り、2014年イベント「空飛ぶ工房とフシギな武器」の主役として順次登場していく。
イベントはアルティの飛空庭をホームにし、工房として建て直しつつロアと共に各地に散らばった御魂達と出会っていく形で進んでいく。
御魂も今後その種類が増えていくことが予想される。
詳細は各自情報を収集するか、御魂を所持するプレイヤーに聞くといいだろう。
御魂・ミコト
該当武器は両手剣。
抱き枕を常に持ち歩くほどの眠り姫。純粋で、あどけない物言いが特徴。
長い話になるとすぐに寝てしまう。
武器(本体)を買い取りたい人にしつこく迫られていた所を、プレイヤーとアルカード・ロアに助けられる。
熱いお茶は苦手。
御魂・メイ
該当武器は本。
「○○なのだぁ♪」が口癖の狐耳の少女。魔法使い見習いで炎の魔法が得意。
その反面それ以外の属性の魔法はてんでダメで得意な炎魔法もコントロールに難がある。
ローキーとは違い、外見相応の精神年齢のようである。
お茶は熱めが好み。
御魂・ライ
該当武器は爪。
背伸びをしたいお年ごろの活発な少年。
ドミニオン族で、過去の戦争体験が原因で機械モンスターに対してトラウマがある。
モーグシティでプレイヤーやル・フェイと共闘したのち、アルティの飛空庭へ身を寄せる。
メイと初めて対面したとき、どちらが身長が高いかで喧嘩になった。
御魂・キリエ
該当武器は短剣。
メイドさんで何でもこなすがご主人様の事となると若干暴走する。
おまけに手を抜いたり休んだりするのが下手でご主人様に心配されるくらいに働きづめていた。
溜まりに溜まった休暇を消化させるという名目で工房に預けられる。
ご主人様を誘拐し、自分を使って結果的にプレイヤーに大けがを負わせた誘拐犯に対して
小さいながらも爆弾で制裁を加えるなど怒らせるとコワイ性格なようだ。
本当はドミニオン族なのだが、天使風の翅が生えている影響で工房メンバーからはタイタニア族と勘違いされていた。
御魂・セレス
該当武器は鎌。
タイタニア族だが、堕天使スタイルなせいでドミニオン族と間違われることが非常に多く、
半ば当たり前と化していた。
何故か羞恥の感情が高ぶると水着状のトランススーツを着たスタイルに変身してしまうという
少し変わった変身スタイルを持っており、元々の恥ずかしがりな性格も災いして
かなりのコンプレックスとなっていた。
だが、その恥じらいが逆に萌えポイントとなってしまうらしく更なる悪循環に陥るのが常。
御魂・ルリ
該当武器は槍。
キリエやセレスの拉致事件の黒幕として暗躍していた(というより、勝手に拉致という強硬手段に及んだのは取り巻きの判断)その人。
御魂が背負う宿命に苦悩し、御魂ではない他人を拒絶し、取り巻きも下僕と呼び距離を置いていた。
一見して人を見下す高飛車な態度こそ目立つが、他人を放っておけない性分のようで、彼女の取り巻きも、そのお節介から来る人徳で集まっていた。
ミコト達との直接対話の中で、再び人と向き合う決意を固め、誘拐事件に端を発する蟠りも解消する事となった。
御魂・フォルテ
該当武器は楽器。
ファーイーストでは大人気の男性アイドルで、その名はアップタウンにも轟いている。
アップタウンにやって来た時に、工房の金策と宣伝を兼ねてコンサートを開こうと計画していたプレイヤーやローレライ・ロア、アンディの話を聞き、飛び入り参加し大成功をおさめた。
性格は気さくでおおらか、歌で人を喜ばせることが自身の喜びでもあるが、反面争い事は極めて苦手らしく、厳しい言葉をかけられると極度に落ち込んでしまう一面もある。
一方で図太い一面もあり、メンタルが強いのか弱いのかよくわからない。
御魂・エリーゼ
該当武器は刺剣。
家訓を信条とし、強い理想と志を抱いて旅をする冒険者。
…なのだが、戦いの基礎を学ばず独学の知識と経験の浅さから、現実が理想に追いつかず自分自身に振り回されているが、常に前向きに努力を重ね、向上心の高さから居合わせたライやルリに戦い方を師事した。
また誇り高いが為すべき事のためにはそれを投げ打ち一般人を守る強さをも持ち合わせている。
御魂・アリア
該当武器は大砲(ライフル)。
大砲は当時の軍の上層部から持ち出して使っていたらしい。
威力があまりにも強く、狙いをピンポイントで合わせないと普通に撃っただけで下手をすれば町を一部吹き飛ばしかねない。
自分を武器だと決めつけ、平和になった世界で自分はもう無価値だと思っていたが、アルティやプレイヤーの説得により心を開いた。
親友であるクリエからもらったからくり箱を所持している。高度な技術で作られているのに加え、力任せでも開けられないほど頑丈なためごく一部の人間しか開けることはできない。
大戦時代に前線で戦っていた故かプレイヤーがDEM種族だとイベント中に特殊な反応を示す。
御魂・ナナイ
該当武器は鞭。
何らかの事故で記憶を失い、一人でいたところを人の心を持つモンスターのレイミに保護され、親子のように暮らしてきた。
驚いたり怒ったりすると変身をしてしまうというセレスと似た変身スタイルをもつ。
御魂・リーリエ
該当武器は弓。
本体である武器がボロボロになっていたため、体の調子が悪くなっていた。
過去の大戦を生き抜き、今は平和な世界を楽しんでいる。
アルティの飛空庭を墜落から守るために老朽化した体で無茶をし、役目を終えた。しかし、迷いを断ち切ったアルティによって修理され、復活を遂げる。
アルティ
御魂を作った鍛冶師の子孫だが、まだまだ無名の鍛冶師。
片付けが下手だったり商才べただったり等の残念要素が散見されるものの、根はまっすぐで明るい性格の持ち主である。
腕こそ半人前ながら、物作りや考え事に耽る時は真剣な顔つきになるなど、職人としての資質はある様子。
御魂の存在を知って衝撃を受けるも「友達として受け入れたい」と言うなど、素直な感性を持つ。
お茶は熱いほうが好み。
先祖のような優秀な鍛冶師を目指す一方で、絵画の才能も持ち合わせており、迎え入れた御魂やロア達をキャンバスに描きこむのがイベントのお約束となっている。
手先もかなり器用なようで、「お金の報酬は出せないけど…」と言いつつイベントの景品を手作りしていることが多い。
初登場時は自身の能力に不安を感じていたものの、御魂との出会いを経るうちに成長していく。
また、子供の頃の記憶がなく、それを悩んでいる。
母親はアルティが小さいころにいなくなっているようだ。
余談だが、前年の受付嬢同様、くじ衣装の先行モデルの一人として、イベント更新の度に衣装が変わる。これも手作りなのだろうか?
「壊れかけの弓」より御魂であったことが判明。
該当武器はハンマー。
本来は他の御魂達同様に数百年前の人物であり、一度長い眠りについてから覚醒した時に記憶障害をおこし、自身の使っていた研究資料から自身の父親を御魂を作った先祖・自身をその子孫だと思いこむようになった。
幼いころに母親を亡くし、父親と二人で鍛冶屋を営んでいた。手先が器用でモノづくりの才能(特に絵の才能)に恵まれており、小さいころから父の手伝いをしつつ鍛冶を学んだ。だが鍛冶の腕前などうしても父に届かず、また武器という殺傷兵器の在り方についても悩むなど、心優しい故のスランプに陥ってしまう。当の父親は娘への接し方がわからないことから導いてやれず、そのまま自身の研究のために姿をくらましてしまった。その事が今の不安定な彼女を作ってしまった要因であるという。
イベントを通して彼女は自信を取り戻し、自分らしく生きるための決意を新たに、プレイヤーについていくことにしたらしい。
ちなみに彼女だけが御魂を修理できたのは、彼女のハンマーの耐久度(寿命)を分け与えていたかららしい。
アルティの父親(ハガン)
御魂開発の第一人者にして伝説の鍛冶師。イベント以外ではLv110専用武器イベントで知っているプレイヤーも少ないくないはず。
早くに亡くなった妻を取り戻すために御魂の研究を始めた。だが自身の思い描いた完成形には届かず、素材の追求のためにクジラ岩に入り、そのまま異空間に囚われてそこの住人と化してしまった。
クジラ岩内では時空が歪んでいるため時間の流れが止まっており、力のない者が長時間滞在すると正気を失ってしまう。彼も半場正気を失っており、究極の武器制作以外には興味を示さない人物となってしまっていたが、アルティの話とかつての友人だったヒスイとの再開によって一時的に正気を取り戻した。
父親として不器用だったことには自覚があり、ちゃんと接してやれなかったことを後悔すると同時に、残してきた娘のことを心配している。
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ECOです。エミルクロニクルオンラインです。 先日。2017年8月末日、ついにECOが終ってしまいました。正式サービス直後からやってきた者としては、ただいま非常に寂しくて大きな穴でも開いたようです。 もしかすると今年いっぱいかと言う予感を抱えながら、それでも終る終わると言われながら12年も永らえたECOが終わるはずがないともどこかで思っていて。 だからこそ、5月のあの唐突な発表で、自分の中のなにかが折れてしまいわりと最後の方までログインが出来ず、今になれば勿体無い事をしました。 ツイッターであの世界観を残そう、ECOの創作物を作ろうという流れは本当に嬉しいばかりです。 ◇この話はプライベッターに載せていたものですが、一番閲覧率が良く、まだこんな御魂絡みの穏かな話が書きたかったなと言う気持ちでもあります。2期御魂のフロンちゃんや、あと来るはずだった2人も含めて工房へ行く話とか書きたかったです。 大切にしようと言う優しい流れに押されて、悲しい気持ちと最後の3ヶ月の大部分を無駄にしてしまった同じことを書く方でも繰り返したくはないな、と。 ◇ECO運営の皆様、プレイヤーの方々、たくさんのパートナー達。幸せと楽しさの12年をどうも有り難うございました。2,091文字pixiv小説作品ただ、ひとつ願うコト
ECOです。エミルクロニクルオンラインです。今回は「空飛ぶ工房とフシギな武器」から「十一振り目 壊れかけの弓」のイベントより、イベント直後の妄想会話です。イベントのネタばれになってますので、また見てない方はご注意ください。 ミコトからリーリエまでの11人の御魂大集合となっています。 自分はリーリエさんの男前っぷりと名言製造っぷりに見るたびに涙が出そうになるんですが、彼女人気無いそうで…なんでや…ブーフやパラケルスス並みだとか言われてるそうで、むしろその3人好きな自分は珍しい部類なんでしょうけど、見た目やちょっと行動や言葉遣いが変わってるくらいで簡単にありゃだめだ、と評価する人はただで自分にリーリエさんくれると良いよ、と思います。 ◆…と書いてる最中にフレから聞かされた話にいらっとしつつ書き上げました。周りのフレに弓メインの人が居らず、自分ちにもイカやガンナーは居るものの、弓系の美しさが良く解らなかったのですが、今回のリーリエさんの矢をつがえる姿を見て初めて弓系ってこんなに綺麗なんだ、と知りました… 自分はリーリエさん好きですが「描けばお迎えできる」と言う描き手さんのジンクスは出来ないので「書いて」チャレンジします。来てくれると良いなぁ… ◆色んな話が頭の中に有ったのですが、今回のイベの衝撃で(主にリーリエさんのせい)すぽーんと飛んでしまいましたが、代わりにこれだけは先に書いて行きたかったので遅筆ながらもなんとかクジに間に合ってよかった… ◆あとひとつきで今年のイベントも終わりですが、まだまだ御魂たちの話は書き続けたいです。本当に一年間可愛くて大好きな子に囲まれて幸せでした。 来月の大団円期待してますとも! ◆11月6日追記。来てくれたぁぁぁぁぁっ!有難う、リーリエさんっ!!!!7,427文字pixiv小説作品