御魂・エリーゼ
みたまえりーぜ
MMORPG「エミルクロニクルオンライン」に登場する人物で、
ECOくじで入手可能なパートナーキャラクターである。
青緑の刀身に猫の顔が彫り込まれた細剣が本体の、鎧に身を包んだ淡い金のロングヘアー、水色の瞳のエミルの女性。
先に出てきたエミルの女の子と同じように、御魂化の際に頭部に獣(猫)の耳が生えた。
能力解放時には朱に近いオレンジの飾りがついたヘアバンドがつき、スカートはオレンジにキューレットを摸した布が細剣と同じ色になり、全体的にオレンジと緑を基調とした姿になる。
腰部のキュイラスが無くなり、胸の下辺りからおへそを強調するように左右に裾が分かれてしまう服になるのは後の女の子にも共通する。
性格は至って豪放磊落。
お嬢様らしい言葉遣いながらも、どこか乱暴で粗雑。
「こんちくしょーですわ!」や「おなかが減りましたの」と上品なのかどうなのかよく解らない言い方をする。
ファーイーストD前でモンスターに人形を奪われてしまった女の子のためにD内に入るも、返り討ちに遭いD前で倒れているところをプレイヤーやパラケルスス・ロアに発見された。
剣技は完全な独学で、高レベルの冒険者からの手ほどきや指導を全く受けていなかったため、自身が未熟である事は良く理解しつつも、どこが悪いか何が足りないかが解っていなかった。
求める理想に現実が追いつかず、浮足立っていたが、プレイヤーと共にファーイーストに来ていたルリやライの師事を受け、作中でも僅かながら成長し一度はコテンパンにやられた巨大ボアも退治して見せた。
本人曰く、裕福な生まれであるそうだが、家の持つ権力を使わず、自らの手で裕福な家に生まれた者の責務を果たそうと冒険者としての道を選んだようである。
だが、昨年その最中に自らが命を落としかねない危機に陥り、その時に「不思議な力」(御魂化の際に付与される丈夫な肉体や強い力)を得た。
資源戦争時から生き、悲惨な戦争や御魂化による親しい者たちとの死別を良く知る御魂たちが多く居る中、それらをまだ知らない彼女は幸福であると同時に、未来を想像すると決して幸福ばかりではない事が容易に連想できる。
家系に代々伝わる宝剣を持ちだすと言う事は、彼女自身、家督を持つ者かそれに準ずる者だとも推測できるが、そんな地位の高い彼女が供もつけず、冒険者と言う危険な職業をしている事を彼女の家の者はどう思っているのだろうか。
彼女の登場により、ライの時には予想の範囲内でしかなかった、武器の故障はそのまま持ち手の体調や意識に直接作用する事が解り、どんなに丈夫な肉体を持つ事が出来ても、武器が破損すれば動けなくなり最悪は精神の死、と言う結末が有り得る事が判明した。
裕福な生まれと言う事でメイドは当たり前の存在だったのか、キリエには親近感を持ち、ルリを剣術の師匠として尊敬している。
また、今まで出てきた御魂の中では唯一の鎧装備者であるせいか(?)鉄の匂いを好むアリアに好かれているようだ。
猫がモチーフの御魂と言う事で、布教に余念のない教祖様が彼女の姿を見て大はしゃぎをしていた、が当人は猫を知らない。
だが、御魂化と同時に猫化もしたようで、気を抜くと語尾が「にゃ」となったり、丸い物を見ると勝手に体が動くようになったらしい。
(ちなみにキリエと同等の身長と胸の持ち主でもある)
珠魂は胸元にある楕円形の水色の玉(と思われる。)