アルマ・モンスター
あるまもんすたー
アルマ・モンスターとは、ゲーム中に登場するモンスターのうち、人間の心と姿を得た固体を指す。
所謂擬人化キャラである。
2012年、イベント「アルマたちと絆の樹」の主役を飾るキャラクター達として登場し、翌年2013年イベント「イリスと記憶の書架」でもロアを助ける役として新アルマ・モンスターが登場する。
登場するアルマ・モンスターは、2012年末以降目覚めたという。
人の心を得てまだ間が無いため、個人差はあれど精神年齢が幼く、人間社会の常識に疎い面がある。
故に勉強と保護を兼ねて、「アルマたちと絆の樹」「イリスと記憶の書架」に登場するイベント中のNPCアルマ・モンスターは、教師アミスの下に生徒として集っている。
2015年の通年イベント「タイニー・かんぱにー」において再びキーキャラクターとして新たなアルマ達が登場、スカウトされる形で「タイニー・かんぱにー」に所属。基本的には住み込み従業員の形態をとっている様子。
タイタニア世界では、「遥か遠い昔、世界の主達が人の前に現れ、人とこころを通わせるために人と同じ魂の姿を取った」という伝承が存在するらしい。
その中でアルマとは「魂」を意味する言葉とされ、その伝承から転じ、アルマ・モンスターという名称となった。
また、同イベント以前にも、タイタニアドラゴン、エミルドラゴン、ドミニオンドラゴンといった神獣的扱いのNPCが、アルマ・モンスターとして登場する事例があり、このドラゴンアルマが主達だと推測されている。
不十分なアルマ・モンスターの事例
アルマ・モンスターに変身はできるものの、不十分な事例もあり、長時間の変身は困難な者もいる。
人間の理解が不十分であったり、想いの力が足りない等で起こる不安定期のようで、あまりに変身を乱用すると、記憶を失ったり存在そのものを維持できなくなる等、命を削るに等しいリスクが付きまとう。(プルル・アルマ、タイニーゼロ・アルマが該当)
「空飛ぶ工房と不思議な武器」の10月のイベントの中で人の言葉を喋れ、メンタリティも人と大差ない「レイミ」という名前のラーミアが登場しているが、彼女は原因は不明だがアルマ・モンスターに届かなかったらしい。
アルマ・モンスターになるには、ただ人と同等の心を持っているだけで無条件になれるわけではなく、他にも何か条件がある、ないしは運が絡むと思われる。
上記した通り、2012年イベント「アルマたちと絆の樹」の主役として登場し、2013年イベント「イリスと記憶の書架」の受付嬢補佐として、2015年イベント「タイニーかんぱにー」では再び主役種族に返り咲き、毎月のイベント進行毎に新たなアルマ・モンスターが登場していった。
当初は月1人ずつの登場であったが、2015年6月から月2人となった。
(このペースアップは後述の「全モンスターアルマ化プロジェクト」に関連する。)
「アルマたちと絆の樹」では守護魔がハートメイトとなり、同じくハートメイトとなったネコマタも加わり、アルマを導く形でイベントが進行していく。
(尚、ネコマタは別の世界から飛ばされてきた事がほのめかされており、それに併せて各々が偽名で通している。)
「イリスと記憶の書架」では、前年のトリを勤めたデス・アルマがクエストカウンターを勤め、またその補佐として新アルマ・モンスターも登場し、依頼の中で出会っていくロアを助けていく。
また、パートナー装備のアルマ・モンスターは勿論、ネコマタ、守護魔(ハートメイト含む)を装備して臨む事で会話が追加されたり、イベントを手伝ってくれたりもする。
2014年7月24日からは2012年と2013年のアルマ達が揃ってゲーム最序盤のチュートリアルも担当することとなり、ECO自体もペット(パートナーに名称変更)を主軸とした方向性へと路線変更したこともあって、名実ともにECOを代表するキャラクター達となった。
全モンスターアルマ化プロジェクト
2014年末に発表された「全モンスターアルマ化プロジェクト」にて、2015年からのイベントで既存のモンスターのアルマを順次実装していくと宣言された。
2015年1月から5月までは月1人ずつのペースでアルマ化されていたが、公式の放送で
「現時点でモンスターが3500種いる」(2015年5月の放送時点、亜種も含めて)
「このままでは生きてる内に間に合わない」
との発表があり、同年6月のイベントから月2人ずつにペースアップされた。
(この発表に対し、視聴者から「それでも間に合わないだろう」とコメントされている)
が、(当然といえば当然だが)結局サービス終了までには間に合わず、最終的にアルマとなったモンスターは64種となった。
前年の守護魔と同様、一部を除く期間限定のECOくじ(1回リアルマネー500円)の1等賞として入手可能だった。
2014年12月からは2012年のアルマ達を一纏めにした専用クジを販売開始。こちらは常時販売のため、リアルマネーさえあれば以前より入手が用意になっていた(以前は販売終了したアルマはゲーム内の高額取引でしか入手できなかった)。
かわいらしい見た目から高い需要を誇っており、非常に高額で取引されていた。
ネコマタや守護魔同様、様々な場面で話しかけてくれる他、スキルによる援護を始めとした戦闘でも活用された。
2015年のアルマからは更に、ベースとなったモンスターに騎乗ペットとして変身する他、プレイヤーキャラクターとの連動モーションも実装された。
(これらの新要素を持たないアルマもいる)
前述の通り、最終的に64種類のアルマ・モンスターが登場した。
愛称の主な命名者は守護魔・ウヅキだが、愛称考案は後に学校中に伝播した。
以下、登場順に記載する。
記事のあるアルマ・モンスターの詳細は、それぞれの記事を参照の事。
2012年(アルマたちと絆の樹)登場のアルマ・モンスター
2013年(イリスと記憶の書架)登場のアルマ・モンスター
2015年(タイニー・かんぱにー)登場のアルマ・モンスター
トンファーパンダ・アルマ(EXに登場)
2016年(タイニー・カンパニー憑依研究編)登場のアルマ・モンスター
2017年(星を守る者)登場のアルマ・モンスター
世界の守護者のアルマ
彼等にとってのアルマは形態の1つであり、前述のアルマ・モンスター達とは定義が異なる。
アミス先生
教師を志し、現在はアクロポリスに設置した自身の飛空庭で学校を開いている女性。
礼儀正しく優しく生徒に接し、生徒達からの信頼も厚い。
アルマ・モンスターへの理解も深く、心身とも幼く生活基盤のないアルマ達を保護する意味も兼ねて、アルマ達を自身の営む学校へ受け入れている。
あまりに根を詰め過ぎて過去の病が再発してしまい一時寝込んだ。
現在21歳で、婚期を気にしている節がある。(10代で結婚する女性が多いらしい)
幼い頃は授業そっちのけで外で遊びまわるわんぱく娘で(成績も一部除いてイマイチ。真面目に勉強するようになったのはぷるぷると一緒に勉強するようになってから)冒険者を目指していたが、病気を境に激しい運動が出来なくなり人生が一変。
以後はアミスがお世話になっていた先生の影響から、教師を目指すようになった。
いくつになってもお化けは怖いらしい。
2013年にはイベントでそれまで使っていた噴水前が別のイベントで使われているので黒の聖堂の入り口近くに移動している。その際には学校経営が本格化し、生徒募集を行っている旨が伝えられている。
また2014年にはチュートリアルを担当することにもなり、名実ともに立派な学校教師(校長?)となった。
絆の樹
アミスの飛空庭で育てられている樹。
空を漂っていた種としてアルマ達に拾われ、同飛空庭に植えられる事になった。
アルマ達によって個人差はあるが、アルマ・モンスターを惹き付ける力があり、アルマ達の心の成長に応じて成長していく。
この樹に関する情報は殆どなく、守護魔・ハヅキからは「存在しないはずのもの」とまで言われる等、不可解な点が多い。
直接言葉を発する事はないが自我はあるようで、植物系モンスターのアルマや、草木の守護魔でもある守護魔・サツキを仲介して言葉や意思を汲み取る事は可能。
イベント「アルマたちと絆の樹」において、アルマと並ぶイベントの根幹を成す存在である。
最後に判明したことは、この樹は時空間を超えてさまざまな世界に存在し、花を咲かせるときに
ほかの世界(並行世界等)につながる門が開くらしい。
2012年イベントのラスト、卒業式の際に花を咲かせ(ある条件により開花度が変化する)、その分け樹がプレイヤーに家具アイテムとしてプレゼントされた。
そして、翌年のロアイベントの折に、生前のイリス博士がかつてこれと同じと思われる樹の種を入手していたらしいことが明かされる。
その際は戦時中だったこともあり、想いの力が足りなかったらしく小さな花を一輪咲かせただけだったが、それでも夢の中でⅠからⅪまでのロアの原作となった物語をイリス博士に見せたらしい。
つまり、ⅠからⅪまでのロアを生み出す遠因でもあるということになる。
学校
アミスが校長兼教師を務める私立学校。アミス個人の飛空庭に立っている。
主にアルマ化したばかりで人間社会の常識などに疎いアルマモンスター達を受け入れ、人間社会に溶け込めるように指導することを旨としている。
近年になって正式に学校として認可され、普通の子どもたちの受け入れも行うようになり、他校との提携もするなど人間とアルマ達の融和の場としても機能している。
またアルマ達の職業訓練・実践の場として「なんでもクエストカウンター」が発足している。
なんでもクエストカウンターについてはロア(ECO)の受付嬢の項目を参照のこと。
ノーデンスタイニー
通称・タイ兄さん。
タイニーの一種…と思われるが、体はひょろ長く四足歩行で猫を髣髴とさせるボディーシルエットを持つ。但し会話中等では直立する事もある。
そのシルエットはさながらあいつとかこやつとかを彷彿とさせる。
怪しい関西弁で話す。ついでにガチで「あったまグルグル」をやれる。
「世の中をええ塩梅にする」事を目的としてタイニーカンパニーなる組織を立ち上げた…が、構成員はガイドマシーンとスカウトした冒険者(プレイヤー)のみ。しかし最初から飛空城持ち。何故だ。(実は顔見せが遅れただけでそれ以前からアルケー・アルマ、サンドラット・アルマ、マタンガ・アルマ、クリスタル・アルマが所属していたので別段おかしくはなかった)
仕事をしていく過程でタイニーカンパニー編登場のアルマモンスター達も加入している。
とあるイベントにおいて飛空城の基本的な知識を持っていない事が判明し、不正な手段で入手した飛空城ではないかという疑惑が持ち上がったが、どうやら資金をクリスタル・アルマに出してもらいはしたが、基礎知識に関しては説明を受けていなかったらしい。
モンスターを人工的にアルマ化させようともしたが、そもそも原理が解っていないのに憶測で手を加えたせいで事が拗れ、結果プレイヤーキャラから大目玉を喰らった。結局アルマ化は彼の求めていたものとは違ったようで、人工アルマ化計画は一時凍結とし、今度は憑依の研究を始めた。
基本的に弁舌が立ち交渉上手な商売人気質。同時にドケチで親しい身内に対して傲慢であり、経営形態も直感的で放埒。何か密かな目的を持って行動しているようで、感の良いアルマ達からは警戒・嫌悪されている。
普段は高圧的に、だが立場が弱くなると途端に腰が低くなる良い根性の持ち主。唯一パトロンであるクリスタル・アルマにだけは絶対に頭が上がらない。
ガイドマシーン
タイニーカンパニー専属のガイドマシーン。やや古ぼけた外装ながら、甲斐甲斐しく働いてくれる。
しかし(主にタイ兄さんからの)扱いはぞんざい。こき使われてバラバラになっても誰も組み立ててくれないとかザラな勢いでぞんざい。
本人は自分もアルマになりたいと願っているが、大体はイベント最後の爆発オチ要員で終わる。
タイニーかんぱにーの中核メンバーではあるが正式には備品扱いであり、人権とかはない。なのでこき使われつつも無給であり、本人の知らない内に体を改造されていたりする。最近は待遇改善を訴えている。
因みに外見こそボロボロだが、中身は異様にハイスッペクの塊であり、出自に謎が多い。タイ兄さんはどこからか壊れたそれを拾ってきて直して使っているだけらしい。