概要
MMORPG「エミルクロニクルオンライン」に登場する人物で、
ECOくじで入手可能なペットキャラクターである。
同ゲームに居る「ブーフ」というモンスターの、所謂擬人化キャラである。
元々のブーフはふわふわと宙を飛ぶ、ぶ厚い魔導書そのものであり、それが何をどうやったらこんな可愛らしい少女になるのかは甚だ疑問である。
性格は控えめな本の虫。
だが、自分にしか出来ないことに固執するがために自らの存在をかけたり、自分は何も出来ない弱い存在だと思いこんだりと危うさも持ち合わせている。
2013年通年イベント「イリスと記憶の書架」でステラ・ロアと共にトリを飾るアルマ。
11月までイベントを欠かさず行ってきたプレイヤーだと、受付嬢に「無理をするな」と言われるほど、疲労困憊した姿で登場し、そのままイベントは進んで行く。
だが、12月からイベントを進めたプレイヤーだと、ロア達が忘れられ消えてしまわないよう、本体である本にロアの物語を格納し、彼女たちを守ろうとしていたが、まだまだ心が安定してない幼いアルマであること、そして心の器が大きくない(普通である)ことが、あまりにも高負荷となりブーフ自身を蝕み始め、それを懸念した受付嬢や紙芝居屋によって心の器が大きい人(プレイヤー)を探していたことが明らかになる。
(心の器が大きいとされてきたプレイヤーですら、生命の危機に追い詰められたのだから、如何にブーフがとんでもない無理無茶を受け入れたかが解ると同時に、プレイヤー種族であれ、アルマであれ体内での複数のロアの存在維持が難しく危険なものだったのかも解る)
その際、自分にしか出来なかったことであるはずの「ロアを守ること」がプレイヤーの手に移ってしまったことに「キミが嫌いだった」と吐露したり、意識が朦朧となった時に声をかけ続けるプレイヤーに「キミが解らないよ」と呟いたり、揺れ動く心情が見て取れる。
ノーザンプロムナード地下市民街、イリス博士の研究室に大量にあった本の中の一冊がブーフとして生まれ、偶然か必然か、本の中には現在のアクロニアに伝わる「思い出星」の物語の原典の一つとされる、イリス博士執筆の物語が記されている。
そのために、物語から誕生したステラ・ロアと存在が重なると言う重大事故を引き起こしたり、明らかに(見た目上)歳上に見える彼女から「お母さん」と呼ばれたりしていた。
また、ブーフが眠っていたり気を失うなど本の形態に戻っている時は、他人でも本の中身を閲覧することが出来る。
日記形式で当人の行動、思考なども読み取ってしまえると言う、ある意味かなりの羞恥プレイ。
色々と苦労せざるを得ない人、いやアルマ…かもしれない。
余談だが、ステラ・ロアは先に出た11人のロアの中でも登場の仕方、見た目の色彩、スタイル、性格、所持スキル等飛び抜けているところが有り、そのため同月に一緒に出たブーフは色々と比較される不憫な子にされやすい。
(イベント外でも前アルマとか、先輩の別Verとか、音楽の守護魔と、時期的に大きな話題に埋もれた感は否めない…)