概要
「PANKRA BOY」とは『週刊少年ジャンプ』で昭和62年(1987年)第13号から第23号まで掲載された富沢順の漫画作品。
連載当時、ショー的要素を廃して格闘技色を強めたプロレス団体「UWF」が話題になっていた時期であり、作中でもプロレスを「パンクラチオンを源流とする最強の総合格闘技」と断じている。
ミニスカ学生服にシューティングシューズを身に着け、躊躇なくパンチラキックを披露する武闘派ヒロインが特徴的だったが、男性主人公の動機付けのための引き立て役でしかなく、碌な活躍も無いまま全10話で打ち切りとなった。
あとがきによれば、連載中に第一期UWFの終焉を目の当たりにして熱が冷めてしまったらしい。
あらすじ
我王獣太(がおうじゅうた)は、一流会社に就職するため日々勉強に精を出す中学生。
しかし元レスラーの父は息子をプロレスラーにしようと無理やり特訓を受けさせる。
そんな父にほとほと嫌気が差していた獣太だったが、幼なじみの風子がボクシング部の鮫島に痛めつけられたと聞いて、ひとり復讐に立ち上がる!
眠れる獅子、我王獣太は果たしてその力を目覚めさせることができるのか…!?