概要
勇氏のサイトの他、マンガごっちゃ、ニコニコ漫画の三箇所で連載している。
タイトルの「Post mortem」とはラテン語で「死後」を表し、勇氏のサイト名にもなっている。
描写は軽いもののBL要素、また女性である主人公が男性になるためTSF要素を含んでいるので
上記のジャンルが苦手な方は注意されたし。
あらすじ
ごく普通の女子高生・満月は、交通事故に遭い命を落としてしまう。
そのまま死ぬはずだった満月は、闇の中で優しい声を聞く。
声に導かれるまま目を覚ますと、彼女の魂は見知らぬ青年の身体に入っていた--
登場人物
(本編のネタバレを含むため、スクロールでお願いします)
弥生 満月(やよい みつき)
主人公。両親・弟の4人家族で、一般的な家庭で育った普通の女の子。
明るく前向きな性格で、社交性も高い。
一方、自分に向けられる好意には鈍感な一面もある。
趣味は可愛いアクセサリー集め。
霜月 朔夜(しもづき さくや)
生死の狭間をさまよっていた満月の魂に出会い、自分の身体を与えた青年。
発火能力(パイロキネシス)という超能力を持ち、それが原因で幼い頃に両親から捨てられる。
無関心・無表情を装い、人と関わるのを避けるが、本心は優しい心の持ち主。
現在は弥弦の家に居候し、彼にだけは素の表情を見せるようだ。
如月 弥弦(きさらぎ みつる)
「如月外科医院」の副医院長をつとめる外科医。朔夜の保護者であり、彼とは長い付き合い。
彼もまた感応能力(サイコメトリー)という超能力を持ち、施設で育ったが
優秀さを認められて養子となり、養父のもつ医院を任されるに至った。
冷静で物静かな性格。大のコーヒー好きで、コーヒーはブラック派。また、細いわりにけっこう食べるらしい。
鳴神 望(なるかみ のぞむ)
朔夜のクラスメイト。強面の不良で、怒りっぽくて口も悪い。
しかし実際はけっこう素直な性格で人情深く、親しい人をとても大事にするタイプ。
また勘が鋭く、周りへの観察眼が優れているといった長所を持つ。
人を避けるようにしていた朔夜を気にかけていたが、中身が満月になってからは別の意味で気になり始めた。
無意識に朔夜(中身は満月)に惹かれているため、彼(彼女)の行動に一喜一憂することが多い。
ツンデレで苦労人である。
皐月 雅兎(さつき まさと)
朔夜のクラスに転校してきた良家の御曹司。幼い外見に反して腹黒い性格のため、作者からは「腹黒ショタ」と評される。
自分に取り入ろうとする周りの人間に嫌気がさしていたが、
朔夜(満月)に助けられたことにより彼(彼女)を気に入って転校してくる。
弥弦の感応能力のような力を持っているようで、朔夜の中身が女性であることに気づいている。
望が朔夜に想いを寄せているのを知っているため、それをダシに望をからかうのが趣味。
神楽 涼子(かぐら りょうこ)
他人に対して一切興味を示さず、自己主張もしない人形のような少女。
……だったのだが、生前の満月に一度出会ったことがきっかけで、唯一彼女にだけは執着を見せる。
朔夜になった満月と再会を果たしてからは、彼女を「マスター」と呼んで精いっぱい尽くしている。
満月に関わることに対しては、とても喜怒哀楽が豊かになり饒舌と化す。
その行動原理のすべては「マスターのため」と言っても過言ではないだろう。
自身の境遇から一般常識や家事の経験がなく、ド不器用。
首には火傷の痕があり、常に衣服で隠している。
神楽 涼(かぐら りょう)
涼子と深いかかわりがあると思われる、謎の人物。
関連リンク
Post mortem(作者サイト)