概要
下北沢にあるライブハウス。店長は伊地知星歌。本格的に登場している従業員は、「結束バンド」のアルバイトを除くと、5巻時点でPAさんのみ。
ただし、漫画2話では「あれが照明さん」という台詞とともに、星歌と会話しているらしきショートヘアの女性の後ろ姿が1コマだけ描かれている。
また、アニメでは8話のライブでライトを操作する照明さんのカットがある(1話と2話にも同様の服装の女性が描かれている(後者は後藤ひとりの妄想内))。いずれの場合も打ち上げや慰安イベントには参加しておらず、それ以外の正規従業員に言及されたことはない(漫画5巻、アニメ一期の時点まで)。
メインホールのほか、練習スタジオと楽屋、ドリンクカウンターがある。カウンターではドリンクが注文でき、ソフトドリンクのほかハイボールなどのお酒も注文可能。また、ドリンクチケットはギターのピックになっている。
原作1話(1年目5月)時点で「最近オープンした」とされている。
アニメ4話では「下北沢STA…」で8/20に対バンがあることを知らせる『古い』ポスターが写っている。
ガールズバンド「結束バンド」の拠点であり、ライブや練習に利用されているほか、メンバーがライブ費用を賄うためのアルバイト先にもなっている。
当然、結束バンド以外にも「アレキサンリズム」などの複数のバンドが利用している。
開店してまだそれほど経っていないにもかかわらず人気のある箱であり、さまざまなバンドやミュージシャンが活用している。
伊地知虹夏はSTARRYを何度か「私の家」と呼んでいる。ただし、もちろんライブハウスに住んでいるわけではなく、伊地知家が入居しているマンションの地下でSTARRYが営業していることからきている。また、虹夏はひとりに「スターリーはね お姉ちゃんが私の為に作ってくれた場所なんだよ お姉ちゃんはそんな事絶対言わないけどね」と語っている(1巻、117ページ)。
5巻では新たに大山猫々と日向恵恋奈の二人がバイトに採用されることになる。
店名には「このライブハウスでたくさんの星と同じくらいのバンドが活動して、母さんに届くくらいの輝きを放つ場所になりますように…」という星歌の想いが込められている(特別編「星に手向けるあいの花」より)。
余談
外観のモデルとなっているのはライブハウス「下北沢SHELTER」。実際のSHELTERには練習用スタジオはなく、楽屋はもっと狭い。ひとり役の声優である青山吉能がギターに挑戦したギターヒーローへの道では、実際にSHELTERで演奏している映像がある。SHELTERに興味がある人もそうでもない人も、ギター初心者の青山氏が無茶振りされてギターを演奏する姿は必見である。
また、スマホゲーム『きららファンタジア』でも、『ぼっち・ざ・ろっく!』のコンテンツ施設として「エトワリアSTARRY」が存在する。
ちなみに、STARRYでは飲み物を提供しているため、法律上は飲食店扱いとなっているようだ。現実でも、小規模なライブハウスは、多くの設備投資が必要となる「興行場」よりも、より営業許可を取るのが比較的簡単な「飲食店(正確には特定遊興飲食店営業)」として、役所に届けることが多い。
(「興行場」は、出入り口の数や廊下、階段の幅などが細かく決められており、大規模な設備投資が必要となることが多い)。
なお、この「特定遊興飲食店営業」でライブハウスを運営する場合は、夜中の0時までに閉店する必要があるため、STARRYの閉店時間もこのあたりだろうと思われる。
実際、STARRYくらいの規模のライブハウスはあまり長々と営業はせず、所によっては夜九時には閉店することも珍しくない。片道2時間かけて東京に通学しているぼっちちゃんがバイトしていることを考えると、STARRYの閉店時間は割と早いのかもしれない。
大半のライブハウスは夜遅くまでやっていることが多いが、18歳未満の夜間・深夜アルバイトは法律・条例で制限されているため、実際には高校生がライブハウスでアルバイトをするのは難しいらしい。
アニメの大ヒットによってSHELTERもすっかり聖地になり、実際に現地を訪れたり、さらにはライブを経験したりする人も増えたが、実際のSHELTER前の道はかなり狭く、さらにすぐ横には別店舗がある。そのため現地に行く人はくれぐれも