本編最終盤のネタバレも多く含みます。
「さぁ、そろそろ時間だ」
「おれを止められるのは……お前しかいない」
概要■
ロックマンXDiVEにて、プレーヤとリコを導いてきたヴィア。
彼の持つ「ロボット破壊プログラムの宿主という『役割』」を果たすために、プレーヤとの最後の戦いに際して自らの本気をついに解禁した、彼の真の姿。
ゼロを模していたいつもの姿はほとんどその面影を無くし、顔に至ってはとても(疑わしい程に)イケメンな素顔が顕となっている。
新たに金色が追加されたボディ、アイコや3姉弟同様のライン、自らのオーラになびくヘルメットから開放された銀髪、と携えるその雰囲気はまさしくラスボス。
あまりの変わりっぷりに、「おれたちの関係は見た目でどうのこうの言うようなものじゃない」(要約)と言って明かしたにもかかわらずリコに爆速で「誰ですかあなた!?」とドン引き(と言うか驚愕)されるほど。
ちなみにアイコまでも「いつまで経っても慣れない」らしい。
解き放った真の力で、彼は自身の『役割』を全うするため、そして自分の物語を終わらせるため、最後の「修正対象」として立ちはだかる。
能力■
彼のスキルは
・最初から連続使用可能な近距離ワープ攻撃「エンドブランド」
・完凸すれば相手のバフ完全消去ができる、範囲攻撃とX字レーザーを放つ「エンドライトニング」
……というまさにチートスキルな性能を誇る。
パッシブに関しても近距離ダメージ15%アップ&被ダメージ15%軽減、中・遠距離被ダメージ40%軽減、更にセイバー装備中全ダメージ15%アップ&全被ダメージ15%軽減という、近距離における殲滅力とあらゆる攻撃を受け流す鉄壁の防御力とを両立したものになっている。これに加えて回復能力付与&回復量増加まで持っているので相当なことがなければ倒れない。
対戦においても遠距離メタなスペックとバフ消去能力により、エンドライトニングの射程に入ったら勝ちとまで言われている。
余談■
- 「■」の読み方は不明。間違っても「ヴィアしかく」なんかではない……はず。
- 一部ではピリオドの意味なのではないか、と言われている。
- 巷では覚醒ゼロから取って「覚醒ヴィア」、あるいは「真ヴィア」などと呼ばれる。
- 中の人も相まってかなりイケメンな顔をしていることがわかったが、こんな顔をしておいて「ぎゃぁぁぁぁ!なんてかわいいんだぁぁぁぁ!!」だの「あー、いいか?ぺらぺらぺら……」だの「ちわーっす!」だの(etc)と言っていたのである。残念イケメンがすぎる。
関連イラスト■
……元のヴィアがヴィアだからか、まさにラスボス!というよりはネタ方向なイラストが多い。
岩本佳浩先生はそんなことなかっ……
いや、あった(クリック推奨)。
関連タグ■
以下、ストーリー最終局面のネタバレあり
戦闘の末に自身を打ち破ったプレーヤに潔く負けを認めるが、歩み寄ろうとした際に仰向けに倒れてしまう。
駆けつけたアイコに抱き起こされながら、プレーヤとリコに対して「まだまだ“お前たちの物語は、終わっちゃいない”ぜ…。その時はまた、おれやアイコが、お前たちの前に、現れるかも、な…。」と告げる。
アイコに含みのある言い方を不思議がられると、彼は
「おれだって、ずっとプレーヤやリコと一緒にいたいんだよ!!」
と本音を吐露。
しかし抱えていた本音を打ち明けられて、心に整理がついたのか、すぐにいつもの調子に戻った彼はアイコと共に最期の言葉を紡ぐ。
「プレーヤ、リコ、約束だぞ。ずっとおれたちを…」
「ずっとワタシたちを…」
「ずっと、覚えておいてくれ!」
そして手からショットを放ちプレーヤを爆発の範囲から引かせ、アイコと共に、自らの運命を受け入れたように立ち上がる。
爆発前の一瞬、ヴィアはおもむろに振り返った。
操作しているキャラではなく、画面の方を、我々「プレーヤ」の方を……
「…大好きだぜ」
そして、リコは2人の思いを受け継ぎ、プレーヤと共に新たに起きるディープログのバグに立ち向かっていく。
いつか、2人がいつものようにどたばたとやってきて、また皆で過ごせる日を夢見ながら――