「はっ!」
「おれの名はヴィア!よろしくな」
CV:武内駿輔
概要
プレイヤーの前に現れた謎の存在。
『1』の頃のゼロに似た姿をしているが、メインカラーはゼロの反転色である青となっている。
以前はディープログを管理していたらしく、内情をよく知っている様子。
また、姿について彼自身は偶然ゼロを基に具現化されたためと予想しており、名前も本来は存在しない。
本来のゼロと比べると口調は軽めで、よくリコをからかったりしている。口癖なのか「はっ!」と笑うことが多い。
ストーリーでは的確にプレイヤーをサポートしたり、高い戦闘力でピンチを救ったり、イベントでは現実世界の行事について詳しく解説したりしてくれる。
また、ディープログの性質上、過去や別世界のキャラにリコが未来での出来事や世界線を崩しかねないことを言いそうになることがあり、その時はすかさずフォローに入ってなんとかパラドックスや世界線崩壊を防いでいる。
性別は不明だが、一人称が「おれ」であり、バレンタインイベントの際には「素敵だあ?何が素敵なものか」とやたら苛立った態度を見せてチョコを渇望する気持ちをプレーヤと共有しようとしていたあたり、精神的には男性寄りの模様。
クリスマスになると早口になって「クリスマスというのはある人物(おそらくイエス・キリスト)の誕生をお祝いするものであって、それ以外の目的は断じて例えば恋人たちがぺらぺらぺら…」と凄まじいスピードで持論を並べる。彼も例に溺れないらしい。
上記以外でも季節イベントではドルオタ化したり(色んな意味で)暴走したりする。最近では持論展開中にあのリコにさえ放置されたほど。
他にもアイコとはとある秘密を共有しているが、普段彼女からは割と邪険に扱われており辛辣な言葉を吐かれることもしばしば。
戦闘能力
イベント『解析! RiCOプログラムと青の影』にて、ボスとして登場。
成長したプレーヤ達に「“おれたちのこれから”を任せられるか」を見極めるため、彼が直々に腕試しすることになる。
ゼロの姿を取っているだけあってか、使用する技も幻夢零・滅閃光などかなり似通っている。
異様のプレイアブル化
2020年6月23日のメンテナンス後にてまさかの通常阪をそっちのけて『モンスターハンターライズ』のコラボキャラである『ハンターV』が実装された。ちなみにPVが出る前は彼の面影は一切なかったため正体が分からず仕舞いだったのでプレーヤにとってかなりのサプライズとなった。
結局モンハンコラボ後のDiVEフェスで実装されたのはダークロックマンであり結局彼の通常版の実装は見送られた。当然『通常版の方を先に実装しろや!』と言う声は少なくない…。
関連タグ
ゼロ(ロックマン)…上述の通り見た目がよく似ている。ちなみにヴィアのセイバーは本家より青め。
以下ネタバレ注意
謎
ストーリー5-6にて、無敵状態で一方的にプレーヤを蹂躙するVAVAのイレギュラーデータ。
そこにヴィアが駆け付け、決死の攻撃でVAVAのシールドを剥がす。
だが、その反動は激しく、ヴィアの身体は損傷。バグかウイルスを思わせるような禍々しい紫色のノイズも走り、戦えない状態に陥ってしまう。
そしてこの時、今まで明かされなかった名前がVAVAのイレギュラーデータがその名を呼んだことにより明かされる。
VAVA撃破後や、先述のイベント『解析! RiCOプログラムと青の影』では、彼にイレギュラーデータを生み出せる能力(あるいは権限)があることが判明している。
そしてイベントではヴィア撃破後に謎の存在と何やら不穏な会話をしており…
ヴィア「…………まだ余計なマネはするなよ。もう少し、あいつらを見ていたいんだ」
???「んん、あぁー……どうでもいいけれど……仕事を増やさないでほしいわね」
ヴィア「望んでも望んでいなくても、いずれ必ずやってくる。それがおれたちの“役割”だからな」
その後、その謎の存在だったアイコとリコが対面。
以降は二人のツッコミ役や、リコに対してアイコと共に使命について説くなどの行動をするが、反面彼への不穏な雰囲気も忍び寄っていく。
ちなみに最新章であるステージ18面ではエラトネールに「ヴィアのハンタープログラム化」を急ぐようにと言われており、彼が本作においてかなり重要な存在であることを示唆するような発言がある(逆に言えばサービス開始2周年にしてようやくプレイアブル化するとも言える解釈だが)。
待望のプレイアブル化(通常版)
2022年3月23日のアップデートにて、アジア版配信2周年を記念してDiVEフェス限定キャラとして実装。ランクはS。
「ViA流剣技」という、ゼロのラーニング技を大幅に強化したようなスキルを二種類持つ。どちらもフェス限なだけありかなり強力。
またこの動画でも触れられている通り、ヴィアの内面を表すようなイベントステージのせいで尚更彼の不穏な雰囲気が増してしまった。
余談
リコやアイコには(特にアイコは途中参加なのに初めから)ボイスが付いていたが、ヴィアはいつまで経っても声が無いままであった。
上述のアプデでようやく武内駿輔氏の新録ボイスが実装、またしても(リコ及びアイコの担当する上田麗奈氏に並ぶ)豪華な声優となった。
……まぁシエルや(当時の)フォルテには依然実装されなかったが。
ちなみにその後エラトに井上喜久子女史のボイスが付いた。
度々彼を扱うイベントで不穏な雰囲気を醸しているが、季節イベントなどではだいたい暴走気味なリコを盛大に(どちらかというとプレーヤ視点で)ツッコむか、大ボケ状態もしくはドルオタ化するかである。
以下、最大のネタバレ
まああんまりごちゃごちゃ言ってても長くなるからな!プレーヤ、リコ、聞いてくれ!
まあ、なんだ・・・このバグの原因ってなあ、まあ、このおれなんだ。
なあプレーヤ、あの時言ったよな?「おれを止められるのは、お前しかいない」って。頼んだぜ、プレーヤ。そしてリコ!
「シグマウイルスは、「あるプログラムが進化した姿」って、言ったわね。今回のディープログのバグの原因は、そのあるプログラムなの。それは、「ロボット破壊プログラム」というの。ある赤いイレギュラーに搭載されていたシステムであるというワ。」
「ヴィアは、その「ロボット破壊プログラム」を再び取り込む宿主として、わたしたちを探し、自分の中にすべて背負うものとして、この世界に生まれたの、ヨ。」
彼の正体は、ディープログのバグの原因である「ロボット破壊プログラム」の宿主として設定された存在。
暴走したプログラムを自分に取り込み、最後にそのプログラムごと自分を破壊してもらうというのが、彼に与えられた“役割”だった。
ゼロと酷似した姿と戦法をしているのも、元の持ち主に限りなく寄せてプログラムを馴染みやすくしたということなのだろうか。
だが、その真相を聞かされてもリコは自分たちの味方として近くにいたヴィアを倒すことなどできないと奮起し、ヴィアの悪者としての“役割”を破壊することを決意する。