「仕事を増やさないでほしいわね……」
「どっちの私がいいかなんて、そんなのもちろん決まってるでしょう?」
cv:上田麗奈
概要
『ロックマンXシリーズ』のディープログ(電脳世界)でデータの修復中にプレイヤーとリコが遭遇した、どことなくリコに似た姿をした少女。
公式の表記は「iCO」または「アイコ」。
とある『役割』のためにリコのデータから別れて誕生した存在らしく、元々2人は同一だという。
リコとよく似た能力を持ちながらも、彼女が知らないことまで知っていることも多い。
その外見はリコから少しアーマーを削いで色褪せさせたようになっている。赤と水色の羽を背中に備え、飛行能力を持つ。
リコがサイドテールにしていた髪は大部分が灰色になり右側に降ろしている。
リコやプレーヤはもちろんヴィアのことも知っており、どこか面倒臭がりながら冷静沈着な性格をしている。イレギュラーデータなどに「侵食」し改変する能力を持つ他、趣味としてよく紅茶を嗜む(やたら種類にも詳しい)。
やや冷淡な振る舞いも目立つが、遠回しに真意を伝えたり暗示していることも少なくない。また純粋なリコとは異なり、時々ツンデレな一面も見せてくれる。
後に現れた3姉弟とは面識がありかつて行動を共にしていたようだが、現在は紆余曲折経てプレーヤ側についている。特にヴィアとは二人にしかわからない何かを共有している。
なおリコのことは印象として妹と見ているようで、よくどっちが姉なのかで揉めるが、ヴィアや大半のプレーヤ、そしてアイコ自身も、アイコが姉という認識が強い。
リコに対しては厳しくも優しく導いていくが、ヴィアのことは常に邪険に扱っておりいつも辛辣。
主な関連人物
- リコ
自身のオリジナルであり、自身が導くべき存在。
おそらくこっちのほうが後から生まれたはずだが、色々な意味であちらのほうが妹っぽい。
アイコにとっては中々真意を察してくれないので世話の焼ける妹であるが、同時に彼女に対して素直になれない自分にも思うところがあるようだ。
- ヴィア
お互いの、ひいてはこの世界の秘密を共有する相手。といっても彼に対する態度は散々なものである。
しかし、遠慮することのない物言いは、ある意味彼に対する信頼の裏返しなのかもしれない。
- プレーヤ
あなた自身。
リコと共に、この世界を救うためには必要不可欠な存在。
リコよりは物わかりが良いと考えているようで、時々彼女にも言わないようなことを言ったり、デレたりする。
3姉弟の次女。
元々一緒に行動していたことが示唆されており、表裏の激しい彼女に対しても扱い慣れているようで、上手く言いくるめたり、手玉に取ったりする。
彼女にとってはある意味、もうひとりの姉なのかもしれない。
3姉弟の長女。
お互い面識があるようで、それもそのはず、元々同行していた旨が示唆されている。
頑なに定められた役割を果たそうとする彼女に対し、はっきりと物申して改心させ、リコを庇うシーンがあることから、彼女の性格をよく分かっている模様。
行動経緯
「解析! RiCOプログラムと青の影」
リコがDiVEフェスに実装された直後のイベントにてヴィアとの戦闘後のプレーヤと彼女が離脱した後にシルエットで姿を隠した状態で登場。
会話の内容によるとヴィアとは面識があり、リコたちの行動も把握していた模様。
※因みに態々シルエットで姿を隠していたのだが一部のプレーヤたちの勇姿ある行動により、解析されてしまった。
「宿敵!最強のフォルテプライド」
イベントにおいてディーブログに現れたフォルテに「これからここにやってくるやつらを倒し、力を示せ」と唆した。
このイベント時に会話に「私たち」と言う発言があったことから彼女以外にもディーブログに干渉する仲間がいることが示唆される。
ストーリー15ステージ
等々ストーリー本編にも干渉を開始し、中間(15-3)ステージに中ボスのヘルクラッシャーを差し向けた他、最深部に以前修正されたマンダレーラBBに重力操作の能力を与えて戦わせる。このステージは彼女の能力である「浸食」によって手が加えられており、ヴィアとリコからは「いつもと違う・不明瞭な反応」と言われ普通のイレギュラーデータとは異なる。
ただ、これに関してはヴィアがサボっている分を自分が仕事を進めているらしい。
ストーリー16ステージ
ここでようやく正式に姿を現した。
前のステージでヴィアが「彼女はRiCO自身」と言ったことから、リコ本人もそっくりだと驚いた。
このステージではリコとプレーヤたちが今まで行ってきた"解析・具現化・データ修正"が自分たちが存在し続けるために必要であることを打ち明けている他、最終ステージでは修正されたイレギュラーデータを合体させてゴッドカルマシーン・O・イナリーを復活させる際に「本来はじぶんではなく、リコの仕事だ」と言うなど重要なことを語っている。
更にはプレーヤたち自身の行動でリコや自分たちが消滅する可能性を述べ、リコが自身が自分たちを世界とつなぎとめる唯一の存在だと打ち明ける。
邂逅!拳を極めし者
ステージボスの豪鬼が意思を持っていたことからヴィアに犯人として疑われるがその直後に会話に現れる(因みに彼女自身はこの件の干渉を否定している)。
会話によると彼女は春麗使いであることが判明。リュウ使いであるヴィアに勝負を挑まれた際はランダムでも十分と発言していることからかなりの手練れであることが窺える(そもそも別作品のゲームをどうやってやりこんでいるのかとは突っ込んではいけない)。
顕現!iCOの教示、RiCOの夢
リコの時同様に彼女自身のデータを集めるのだが、プレーヤたちの行動が自分たちの存在を脅かすことになるため、なんとプレーヤを消すためにイレギュラーデータをけしかけてくる。更にヴィアも彼女側に付いてボス部屋で戦うことになってしまう…………
………と思いきやプレーヤを試すため一芝居を打っていた。というものであった。
以降、ディープログの修正を進め「自分たち“本来ロックマンXに存在しない存在を繋ぎとめる”」ため奔走するリコとプレーヤに対し、時々ツッコミ役、時々ボケ役、時々指導者役、と色んな面を見せながらなんだかんだこちら側として同行することになる。
その後については、立ち会った各キャラなどを参照のこと。
その後、各イベントではアイドル化したり水着で浮かれたり狂化したりクリスマス衣装を貰ったりした。
彼女専用のダイヴアーマーも開発されている。
プレイアブルキャラに
2021年10月13日のアップデートにて、日本版の配信1周年を記念してDiVEフェス限定キャラとして実装された。ランクはS。
リコと同じく他キャラの攻撃を呼び出すデバイス「iCO Display」と、強化でシールドを展開しつつ連射攻撃も行うことができるフィールド「iCOzone」を使う。
また同時に実装された強化機能「DNAウェア」を最初から引っ提げた存在でもある。
圧倒的なボスライフゲージ削りとして大活躍する。
アクティブスキル
iCO Display
- Loadゲージを消費してディスプレイを召喚し、3種類のうちランダムで1種のスキルを起動する。一定の攻撃を行うか、12秒経過すると消滅する。
- ゲージ消費量は初期状態で1/3、強化すると1/4となる。
- 使用可能なスキルは以下の通り。
- シューティングクロー:フォルテ.EXEの技。高速で飛ぶ弾丸を放つ。貫通はないが処理速度に優れる。
- 威力は165%、射程10m。最大4回まで攻撃する。
- これのEXスキルを付けるとダメージ倍率が15%アップする。
- 紫キューブ:ファイナルシグマWの技。全貫通性能の巨大な紫キューブ弾を放つ。
- 威力は95%、射程15m。最大3回まで攻撃する。地形も敵も貫通する。
- これのEXスキルを付けるとダメージ倍率が15%アップ。
- ネットキャプチャー:ドクターバイル第2形態の技。10秒間、六角形の行動不能フィールドを形成する足止めスキル。
- 持続時間は10秒間、効果範囲は周囲2m。3回まで効果を与える。
- 行動不能時間は1.5秒。
- これのEXスキルを付けると、行動不能にさせた相手に与えるダメージが30%アップする。
- シューティングクロー:フォルテ.EXEの技。高速で飛ぶ弾丸を放つ。貫通はないが処理速度に優れる。
iCO Zone
- アイコの周囲に攻防一体の電子障壁を展開する。展開中はLoadゲージが回復するようになる。
- ゾーンに触れた相手に180%のダメージを与える。
- 最大ヒット回数は12回。
- 効果時間は8秒、クールタイムは12秒。
- 専用ダイヴカード装備によりクールタイムが30%軽減され、6.4秒になる。
EXスキル
- 高速処理
- Loadゲージ回復率が60%アップする。
- ダメ率アップ
- ダメージ倍率が5%アップ。
- 回復コード
- スキル使用時、即座にLoadゲージを20%回復する。
Loadゲージ
- アイコの要となる特殊なゲージ。消費した瞬間からゆっくりと回復していく。一定量貯まると、iCO Displayを使用可能となる。
- iCO Zone使用時により多く回復するようになる。
パッシブ
ダージリン
- ディスプレイ持続時間が30%増加する。
- 12秒→15.6秒
レッドライン
- Loadゲージが50%以下の間、ダメージが30%アップする。
予習ばっちり
- ステージ開始時からLoadゲージが満タンになる。
エロージョン
- ゾーン展開中、近くの敵にオートで光弾を発射するようになる。当たった目標は減速状態になる。
- 威力55%×15発。8秒経つ(つまり効果時間切れになる)と自動的に終了する。
- 減速状態異常の効果時間は2秒で、3回まで重複する。
レッドシールド
- ディスプレイ召喚時のLoadゲージ消費量が25%減少する。
- ディスプレイ装弾数が4発に増える。
- エロージョン命中時に、攻撃力66.1%分のダメージを防ぐシールドを展開する。
- 効果時間はなんと1秒。しかし即時張り替えができるため当て続けると実質15発分展開できる。
固有DNA
ロウレッド
- Loadゲージ60%以下でレッドラインの効果が発動する。
インビジブルレッド
- スキル使用時1秒間無敵になる。
- クールタイムは4秒。
ディープレッド
- エロージョンが地形貫通性能を持つ。
- レッドシールド展開中のダメージが30%アップする。
余談
- CVはリコと同じく上田麗奈氏。元気いっぱいなリコと比べ、やや落ち着いたクールな声で話すような演じ分けをされている。「退屈ね」、「好きにさせてもらうわ」、「ジロジロ見ないで」などどこか気だるげだったりツンデレなセリフが多いのもリコとの差別化に一役買っている。
- ちなみに彼女はヴィアにまだ武内氏の声が実装されていないのにも関わらず半シルエット状態の時点(つまり初めから)で声が付いていた。
- ゲームのグラフィックではリコよりほんの少し小顔化されているため、比較すると少しだけ背が低い(実際は出自的にも全く同じのはず)。
- 何気に、XDiVEにおける基本形態のキャラではじめから顔以外の肌の露出がある(ロックマンXシリーズで括るなら)初めての存在。
- 漫画版含めるとマーティがいるので二人目となる。
- 紅茶を嗜む趣味を持つが、知的で華麗(自称)なだけあって出てくる種類も豊富。
- パッシブ「エロージョン」は英語で侵食の意味を持つ。おそらく彼女の能力の表れだろう。
- デザインはリコよりも大人っぽさを重視しつつ、リコと同一人物になるよう意識された。また、独特な4枚羽状のスカートは下半身が重そうに見えたため削除されたロングスカートの名残らしい。さり気なくリップもしている。
- その際RiCOからリボン=Rが取れてiCOになったという与太話があったそうな。言われてみると、リコのサイドテールの留め具がアイコは外れており髪を下ろしている。
関連イラスト
関連タグ
バリエーション
アイコ・スタールージュ:バレンタインにアイドル化。恥ずかしい
碧海装甲のアイコ:水着衣装。恥ずかしい
聖夜装甲のアイコ:クリスマス衣装。本心から笑ってる
アイコダイヴアーマー:ダイヴアーマー仕様のアイコ。設定は不明