wac
わっく
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主にpop'n musicシリーズ、ノスタルジアシリーズを中心に活動するサウンドディレクター兼コンポーザー。
ポップンは極初期の頃から譜面制作の仕事をメインに関わっており、サウンドディレクター職としての仕事は外伝作「pop'n stage」及び「pop'n music アニメロ2号」からスタートしている。AC本編シリーズはAC6からサウンドディレクターと譜面制作を兼任する形で関わり、以降、制作の中心に立つ。どちらかといえば当初は譜面制作の仕事のほうがメインだったため「曲を書かないサウンドディレクター」と自称していた時期もあった。
そんな経験を生かしてか、一部の楽曲には「BPMを下げる・曲の音数を減らすなどの専用アレンジを施し、楽曲面でも難度を抑えたバージョン」と、「上級者向けに音数を増やし、かつ階段譜面など難度の高い配置を多用できるようにアレンジしたバージョン」といった仕様を持つ曲が多く、上級者レベルのプレイヤーをうならせる一方で、初心者でも演奏を楽しみやすいように譜面と楽曲双方で配慮を施したものが少なくない。
ピアノの旋律が特徴的な楽曲が多く、その曲調から難易度の振れ幅がかなり激しい楽曲(&ポップンの大きなボタンでプレイするには無理がありそうな階段譜面持ちの曲)が多い。そしてポップスやロックといった他のジャンルの曲も書く事が多いが、「beatmaniaIIDX」に数多く曲を提供していた時点でも、完全に「4つ打ち」しか存在しない楽曲は非常に少ない。
かなりの恥ずかしがり屋で、イベントにおいては猫のきぐるみや猫のお面をつけて登場することが多い。このため、「猫のおっさん」とか「猫」とか言われたりする。
彼が書くボーカル曲は自分で作詞をしていることも多く、そのテーマなどから、考えさせられることも多い。
ポップンミュージック最新作「ラピストリア」では、ついに長年務めたサウンドディレクター職から外れることが明らかになった。
音ゲーへの提供音楽において、基本的に''wac''名義のまま楽曲を提供することは皆無に等しく、楽曲ごとにアーティスト名義は固有のものとなっている。
(アルバム「音楽」のイントロダクションであるピアノ独奏曲「I」で1度だけ例外的に使用されたのみ)
「wac」が名義の一部に含まれる曲でも計6回のみと、非常に少ない。
曲ごとに名義を変えていると言っても過言ではなく、名義の多さだけで言えば、NAOKIに並ぶ。
楽曲のコメントがやたら長いことでも有名で、そこから判断できることが多い。
moon child
beatmaniaIIDX 9th styleより収録。少年ラジオ名義。
ピアノの旋律とその曲がラジオから流れているような演出が特徴的な楽曲。
また、beatmaniaIIDXの段位認定において長い間九段のラストを担当しており、挑戦者を苦しめていた。(現在は別の楽曲に代わっている)
ピアノ協奏曲第1番”蠍火”
beatmaniaIIDX 11 IIDXREDより収録。後にpop'n musicへ移植。virkato名義。
クラブDJをテーマにしたbeatmaniaIIDXなのに、ピアノ協奏曲。しかも、ONE MORE EXTRA STAGE楽曲。(つまりボス曲)
しかし、その荘厳な雰囲気からファンが多く、有志による様々なアレンジ楽曲が発表されている。
ちなみに、名義となっているvirkatoには様々な設定が存在するので曲コメントは一見の価値あり。
アルバム収録のLONGは、wac自身が編曲を手がけたLONG版に基づき、IIDXシリーズにピアノ曲を提供している久保田修氏がオーケストラ編曲とピアノ演奏を手がけた生演奏バージョンである。
生演奏だけあってゲーム音源版よりもテンポの緩急が際立っているため、原曲のスピード感はやや薄れており、元のLONGよりも演奏時間がわずかに伸びている。
(ポップンに移植されたものはアルバム音源のリカット版ではなく、ゲーム音源のショートサイズである)
また、初出シリーズのVレアサウンドトラックでは、同じく久保田氏が編曲とピアノ演奏を手掛けた別バージョン
「もうひとつの蠍火~象牙と羊腸と肉声のための変奏曲~」が収録されている。
neu
pop'n music 15 ADVENTUREのラスボス曲。ジャンル名は「ニエンテ」。少年ラジオ名義。
大学の先輩後輩として交流がある常盤ゆうがボーカルを務める。
曲のテーマは「世界の終焉」。
この曲は難易度によって曲が変わり、特にH・EX譜面とそれ以外では曲調が全く異なる。
また、曲中に別の曲の一部分が挿入されているのも特徴。(ポップン版には天庭やZETA~素数の世界と超越者~、アルバム版にはwacの曲及びwacが制作に関わった曲が多数挿入されている)
なお、この曲には続きがあり、それがpop'n music portable 2に収録されている。
(曲名は「uən」。ジャンル名は「リナシタ」。テーマは「再生」。neuのアルバム版LONGでは、ラジオのノイズシーンでwac関連の楽曲が次々と断片的に流れた後、リナシタのメインメロディに続き、neuの終盤につながって幕を閉じるという演出が施されている)
音楽
pop'n music 17 THE MOVIEのラスボス曲。ジャンル名は「サイレント」。弁士カンタビレオ名義。
曲のテーマは「人生」。人が生まれてから死ぬまでの一生を描いた作品となっている。
pop'n musicにおいて現在も最高難易度を誇っている楽曲。その譜面の理不尽さから「どうしようもないもの」の愛称で親しまれている(?)。
ちなみにこの曲、収録された当初はレベルが42だったのだから驚きである。(この頃のポップンの最高難易度は43)
ワルツ第17番ト短調"大犬のワルツ"
beatmaniaIIDX 17 SIRIUSより収録。virkato名義
蠍火とは打って変わって軽快なリズムが特徴的なピアノ独奏曲。
この曲のBGAには赤いドレスを着た女性が度々登場し、その表情にときめいた変態紳士が続出。2chの音ゲー板に「大犬のお姉さんに踏まれたい奴のスレ」が作られてしまうほどの人気ぶりを誇る(しかもこのスレッド、現在もなお続いている)。この大犬のお姉さんはあまりに人気だからか、サントラ特典でクプロにもなってしまった。
Votum stellarum
pop'n music 10より収録。ジャンル名はアンセムトランス。のちにbeatmaniaIIDXへ移植。iconoclasm名義。
dj TAKAとのコラボ楽曲。元々はユーザーからの公募で実現して欲しい「願い事」の一つとして「wacとdj TAKAのコラボ曲を収録して欲しい」という願いがきっかけで誕生した。
その後、セルフリミックスとして「votum stellarum -forest #25 RMX-」が制作され、こちらはpop'n music 15 ADVENTUREとDance Dance Revolution SuperNOVA 2へ収録された。
なお、この「forest #25」とは「第25森ビル」という意味。意味だけ聞くと残念な感じがするが、実はコナミスクールがかつてあったビルであり、wacとdj TAKAはその第1期生であったことから名付けられている。
ちなみに、読み方は「ウォトゥムステッラルム」であるが、結構難しいので、作曲した本人が読めないこともある
perditus†paradisus
beatmaniaIIDX 18 ResortAnthemより収録。iconoclasm名義。
6年ぶりに復活したiconoclasmの楽曲で、ラスボス曲。
パイプオルガンによる前奏から始まり、美しくも壮大なピアノの旋律が次々とやってくる、非常にラスボスらしい曲。
しかし、バグのせいでかなり早い時期にネタバレしてしまうという事件が起こったせいで実際の登場時は肩透かしとなってしまった。
なお、Votum stellarumと同様、読み方が非常に難しいので、作曲した本人でさえ読めない。(なら読める曲名にしろよ!というツッコミは禁句である)