サルマン
さるまん
もしかして→サリマン
サルマンとは、J.R.R.トールキンの神話体系に登場するキャラクター。
映画版ではクリストファー・リーが演じ、ホビットシリーズが彼にとっての遺作となった。
見た目は人間の老人だが、実際は人間ではなくサウロンやバルログなどと同じマイアールと呼ばれる下級神。
サルマンはアウレに仕えているが、冥王サウロンも元はアウレに仕えていたため、サウロンとサルマンは昔から上司と部下だった可能性がある。
イスタリで最も叡智に長け(これは単純な知識の話であり、良い判断をできる点ではオローリンが一番賢かった)大きな力を持っていたが、やはりイスタリの任務の辛さに翻弄された(人間の老人の体に入れられ、飢えやケガや病気や恐怖や不安や疲れに翻弄され、神だったころの記憶も知識も経験も曖昧になり、神の力を封じられ、サウロンやモルゴスの悪影響と直接魔法で戦うことも許されない)。
ガンダルフは火薬を花火に使ったが、サルマンは火薬を兵器に使った(ヌーメノールの兵器が火薬を使ったかは不明であり、火薬がイスタリによって中つ国にもたらされたかも不明)
ヌーメノールの没落と地球が丸くなった際に力をかなり落としたとはいえサウロンは強大であり、それに加えて任務の辛さ、ガンダルフへの嫉妬などが積み重なりついには堕落し敵対(とはいっても、サウロンへの二重スパイみたいな対抗策を練っていたのは事実らしい)、最終的にホビット庄を占領したがグリマに刺され、西方世界に戻ることなくこの世を去った。マイアールなので死なないが、刺されて死んで霊体になった際、突然吹いた(マンウェの?)風によって吹き消され、サルマンは失意のまま中つ国を幽霊に近い姿でダゴール・ダゴラスまでさ迷うことになる(辛い任務の末の堕落とはいえ、無実の動植物や民を殺したため)。
ヴァリノールに帰るのを許されないまま中つ国を放浪するのは、フェアノールの息子で唯一死んでおらずシルマリルに拒絶された後のマグロールにどこか似ている。マグロールが兄弟の様に自殺したのかは不明。
彼がダゴール・ダゴラスでヴァラールに許されて正義に戻るのかは不明。
なお、青のイスタリやラダガストが最終的に堕落したかは不明であり、現時点では唯一堕落したことが確定しているイスタリである。
コメント
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完売した同人誌や過去のHPからの再録です。映画が元になっていますが、原作成分を多く含みます。サムフロ前提でメリピピ、レゴギム、アラボロ辺りがサブのカップリングです。1,968文字pixiv小説作品守る者
白きアイゼンガルドの守護者。 こんにちは!kuroaです。今回はツイッターのタグ# 自分の絵の場面をフォロワ―さんに小説にしてもらう でむろさんhttp://www.pixiv.net/member.php?id=924591 のイラストにssを書かさせていただきました。 今回は堕落前のサルマンさんのお話です。サルマンさんがアイゼンガルドにやってきた部分をパランティアも絡めて書いてみました。よろしくお願いします。 素敵なむろさんのイラスト→http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=48347534 このイラストのラストにあるサルマンさんのイラストが元になっています。 とても楽しかったです!本当にありがとうございました。2,135文字pixiv小説作品その海の色は
その記憶はひどく曖昧としている。まるでかけらのようなその記憶はいつも光に満ちているのだ。 角の街という素敵な診断メーカーhttp://shindanmaker.com/533762での診断結果に萌えまくり、書いてみました。ラダガストと青のイスタリの結果は後書きにのせています。角が生え変わる時、深い眠りにつくという設定と診断の結果を組み合わせて書いています。切ないお話を目指してみました。 サルマンには珊瑚のようなシカの角が生えていて、そこに指輪を連ねてはめています。瞳は薄桃色で髪はミルク珈琲色。特別なガラス釉薬を使い、とろけるように青い器を窯で焼いています。 このssはクリストファー・リ―さんの訃報の前に書いたものです。いてもたってもいられず、アップしました。ご冥福をお祈りします。本当に素敵なサルマン様を演じてくださいました。ありがとうございました。5,002文字pixiv小説作品告別
サー・クリストファーの訃報から数日、ようやくその現実を受け止められるようになりました。 『LOTR』で最初に拝見した時は歴史上の人物に会ったような気がしたものですが、私にとっていつしか卿はトールキン・ワールドになくてはならない存在になっていました。 おそらく、というか確実に、多くの人にとってもそうだったと思います。 気品のある立ち姿も美しい声もサルマン様以外ありえないと思うのですが、卿が熱望していたのはガンダルフ役だったというエピソードを思い出して、こんな文章を書いてみました。 ラダガストとガンダルフが別れに際し、サルマン様を語るというだけのものですが・・・ 魔法使いの話は私にはハードルが高くて書くつもりはなかったのですが、世界中の人がサーに手向けた沢山の花々に、小さな一輪を添えたいと思います。 ひとりごとのようなささやかな文章ですが、ここに置かせてください。 本当に素晴らしいサルマン様をありがとうございました、と。1,720文字pixiv小説作品