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概要

 路上劇場などで様々なパフォーマンスを披露し、金銭を得ることを生業とする人の事。数千年前から存在する古典的な職業の一つで、発祥当時は流浪旅芸人として生きる人たちが多かったものの、現在はそれだけで活動できるような人たちもいる。

かつての日本においては大道芸は主に2つの系統があった。ひとつは江戸時代に多くの大名家が取り潰された事により職を失った浪人たちが始めたケースで、彼らは「乞胸」と呼ばれた。

もう一つは半僧半俗の代願人が俗化して様々な芸能を行うようになった「願人坊主」である。彼らは当初羽黒山か鞍馬山どちらかの支配下にあったが、元禄以降は鞍馬派で統一された。鞍馬派にはさらに大蔵院配下と円光院配下に分かれていた。1873年に願人坊主廃止令が出され、鞍馬寺から切り離された。彼らは宗教色を脱した上で大道芸や寄席で稼業を続けるか、あるいはおもな副業であった木賃宿の運営に専念するかを迫られた。この結果彼らの居住地を元に東京の貧民窟が形作られていったが関東大震災により大半は壊滅した。ただし新宿天竜寺の木賃宿街のみは唯一壊滅を免れ、その後も山谷や高橋と並ぶ東京のドヤ街として成長していったのだった。

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大道芸人
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