概要
画力や演技力などと同じく「力」とつく以上はハイスキルであるほど比例して高く評価され、スキルが残念な場合は称賛からは遠のく。
特に歌手と俳優、また音楽活動をしている声優にとっては、高ければ高いほど仕事の幅が広がる能力のひとつ。このため歌唱力を鍛えるための「ボイストレーナー」という職業も存在する。ボイストレーニングの積み重ねや訓練によって、ある程度の向上は見込める能力だが、運動神経の良し悪しと同じく遺伝や才能、生まれつきのセンスといった要素も大きく、頑張って練習してもさっぱり上達しない人も多い。声が良いことによる補正効果で、ファンにとっては上手く聴こえる人もいるが、客観的な評価基準は概ね以下の通り。
「歌唱力」の評価基準
- 音程(ピッチ)が安定している
- 滑舌と発声が良い
- 音域が広い
- リズム感が良い
- ブレスやロングトーンなどが上手く歌にメリハリが効いている
- ビブラートやミックスボイスといった技術を使い分けている
- 感情表現が優れている、感受性や情感が豊か
あまりテクニックに秀でていなくても、感情表現の上手さで評価されるタイプの歌手も多い。
上述の要素を全てを兼ね備えている歌手は「圧倒的歌唱力」「喉からCD音源」などの表現で称賛されることがある。