概要
船橋市産まれの梨の妖精。 現在のところは船橋市完全非公認ご当地キャラ。
人気が出てもなお自治体が公認をためらう様な異形なデザインと奇怪な言動で、自治体の協力なくほぼ個人で活動を続けている、ゆるキャラ界のゲリラ兵。
子供の落書きがそのまま動いているかのようなデザインで、やたら機敏に動くその奇怪さが有名。とにかく動く。跳ねる。震える。
またよく喋るが、声がきもい。「~~なっしー」「~~なしなー」と語尾につける。嬉しいことがあったりテンションが上がったりすると「きゃっほぉぉぉ!」「いやっはぁぁぁ!」という奇声と共に全身を一際激しく震わせてそれを表現する。
梨汁ブシャーという謎の必殺技も持っている。その強さを占めるリアルな指標としては、15枚の瓦割りを苦もなく達成した実績などが挙げられる。
言っていることの27.4%は嘘らしい。
特徴としてちゃんと下睫があったり(縫い目?)、口がいびつ(やはり縫い目?)だったりするがそこもかわいい点である。
背中にはチャックと思しき、イリュージョンなるものがあり、そこから梨汁を補給して体力回復をしたりする。
着ぐるみは正真正銘1体しか存在しない。そのため(体を)洗う暇がないらしく、テレビなどでは共演者に「変な匂いがする」「薄汚れている」などと散々に言われている。
が、2013年12月に『行列のできる法律相談所』にて、東野幸治から2号が贈呈された。
2号目はすぐに壊れてしまったが、その後改修した様で、2号が1号を洗う動画が話題になり、1号の汚れも軽減された様だ。
……注目が集まるにつれてだんだんと中の人の情報が漏れてしまってきており、船橋市のゆるキャラを演じていながら実際には横須賀市出身と言われる。これを言うとキレる。
略歴
138年7月4日生まれ。
2011年にTwitterを開始し、2012年にはYoutubeアカウントを獲得し動画を投稿し始めた。
活動初期は喋って居なかった
※ゆるキャラ界において初めて喋りだしたものはちっちゃいおっさんだと、おっさん本人が主張している。
2012年11月に埼玉県の羽生にて開催された「第3回ゆるキャラさみっとin羽生」にて
「バイバイなっし~」と発し、その後お客さんに「アテンドさんは居ないの?」と尋ねられた際に「居ないなっし~」と発言。本梨によればそれが最初の発言という認識らしい。
初期は今よりゆっくりとした話し方だった。
2013年2月5日より放送され始めたアサヒ飲料十六茶のCM(に日本全国のゆるキャラと新垣結衣と共に出演。隅の方に数秒ほどしか映らないが、明らかに他のゆるキャラと違う妙な動きをしていることで人々の心に強引に残り、さらにCM製作発表会見では、並外れたジャンプ力で新垣を食うほどの強烈なインパクトを与え、大きな注目を集めた。
2月12日には、日本テレビの情報番組「スッキリ!!」に出演し、相撲勝負を挑み加藤浩次に投げ飛ばされ惨敗。「何か変な薬打ってる(テリー伊藤談)」としか思えない奇天烈な挙動とトークで、多くの視聴者にその存在を知らしめた。
3月16日、同局のバラエティ番組「メレンゲの気持ち」に出演し、再び相撲勝負を挑んだが、上重聡アナに敢え無く敗北。
「メレンゲの気持ち」にて、船橋市に公認してもらうために市役所に出向いたがまともに取り合ってもらえず関係機関をたらい回しにされた、と愚痴もこぼした。
しかし、千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」と活動を(勝手に)共にしたり、数々の番組、CMに出演している現状を見ると市は黙認しているものと思われ
…ていたが、ふなっしーの爆発的な人気によって「非公認」が周知され、メンツを潰された船橋市は「あんなキモいの絶対に公認しない!(要約)」と宣言してしまった。しかもその上で4月、公認キャラ船えもんを投入し、なりふり構わず潰しにかかり、市民や一部の市議に非難された(その後、『いいとも!』で船えもんとふなっしーが共演しており、船えもんとふなっしー自体はそこまで険悪な仲でないことが確認できる)。
しかし、7月の市長選後に市長が代わってからは風向きが変わり、10月には船橋市から感謝状を贈られるなど、事実上の船橋市のシンボルゆるキャラの地位を確立した。
それでも船橋市が公認しないのは、「ふなっしーも公認を望まないだろうから」だとの事。
つまり現状は「公認しないことを公認されている」と言える状況。
2013年8月、日本百貨店協会主催の「ご当地キャラ総選挙2013」決勝大会で優勝した。その余勢を駆って『笑っていいとも!』にも出演。
その前後に『アッコにおまかせ!』『PON!!』『めちゃイケ』(岡村隆史によるパロディキャラ”たかっしー”も誕生)など、数々の番組に引っ張りだこになる。
11月27日には高見沢俊彦プロデュースでCDデビューなど、飛ぶ鳥を落とす勢い飛べない梨はただの梨なっしーで2013年は大きく飛躍した。
なお、本梨はこの人気について、「本当なら月に2、3回幼稚園とかに顔を出して子供達に喜んでもらうぐらいの活動をしていくつもりだったのに、いくらなんでも忙しくなりすぎて身が持たない」と語っており、あまり喜んでばかりでもないらしい。
確かに高い人気ゆえの弊害も増えており、たとえば週刊誌には「年収1億5千万」「最近ギャラ吊り上げ交渉をはじめるなどがめつくなった」などと好き放題書かれ、挙句の果てには中の人のプライベートまで書きたてられてしまった。ゆるキャラなのに。
ちなみに本梨の語るところによれば、そんなにギャラは高くなくあんまり儲かってないらしい。
2014年は仕事を減らすとも明言している。
プロフィール
性別 - 不明
年齢 - 生まれたばかり(2013年2月テレビ出演時)
出身 - 千葉県船橋市馬込沢
誕生日 - 2012年4月地上に舞い降りる
身長 - 90㎝
体重 - 35㎏
職業 - 梨の妖精
性格 - 口は悪く、虚言癖があるけど、案外素直。「○○なっしー」が口癖。
類似品・偽者騒動
同じ千葉県の銚子市が、全国有数の生産量を誇る特産品のキャベツをPRしようと、吉本興業所属のお笑いコンビ「キャベツ確認中」をコンビ名に「キャベツ」が入っている縁から、「銚子キャベツ大使」として任命した。そして大使の委嘱式の際に、コンビ側が体が黄緑色のキャベツの妖精「きゃべっしー」の着ぐるみを着て登場し、ふなっしーの生き別れた妹という設定で披露した。ところが、きゃべっしーの姿がふなっしーに酷似(ほぼ色違いなだけ)していることがインターネット上で批判を呼び、銚子市役所に対し、「盗作だ」、「人気者に便乗して非常識だ」などの苦情や非難の声が殺到した。
これについて銚子市は、「ここまで騒動になるとは思ってもいなかったが、大勢の方に市の公認キャラクターだと誤解させてしまった」として、市のホームページに謝罪文を掲載し、吉本興業側も謝罪した。
2014年に入ってからは、各地で、ふなっしーに似た着ぐるみを自作した偽者の情報があがるようになった。
兵庫県のあるイベントでは、息子を喜ばせようとある男性がふなっしーの着ぐるみを着て現れたところ、警察に任意同行を求められるという予想外の展開となってしまった。
ただし、メディアでは「警察に取り押さえられた」と報道されたものの、任意同行を拒否しようとして騒動になっただけで金銭を不正に取得したわけでもなかったため、何事もなく放免となっている。
関連動画
ニュースウオッチ9にて最近のゆるキャラブームについて語るふなっしーさん
インタビュアー:春ちゃん
http://cgi2.nhk.or.jp/nw9/pickup/?date=131125_1
外部リンク