概要
複数の登場人物が特定の場所に隔離または幽閉され、指定された目的の為に命を懸ける物語のこと。
人間(もしくは類似する知的生命体)を黒幕に置いた『ゲーム』の形でストーリーが進み、参加者の命を脅かしていく為『殺人ゲーム』『デスゲーム』と呼ばれている。
お話によって参加者同士が最後の一人になるまで殺し合ったり、生き残るべく協力して障害をクリアするなどゲーム概要は異なる。
名前通り人が殺される内容の為、残虐描写を含むものもあり見る人を選ぶジャンルだが、登場するゲームには様々なルールが存在し、それを駆使するキャラ達の頭脳プレイや、ゲームを通しての人間模様・ドラマが大きな持ち味になっている。
多大な影響を与えた高見広春氏の小説『バトルロワイアル』になぞらえ、「バトルロワイアル(バトルロワイヤル)もの」と呼称される場合も多い。
多くの殺人ゲームに見られる要素
殺人ゲームを扱う作品によく見られる要素。
勿論、これらが欠けていても通用している作品はある。
ゲームマスター
殺人ゲームものに必須なキャラクター。
ラスボスとして君臨したり、物語の重要な鍵を握っている。
自らは安全な部屋にてゲーム内容を観察しつつ、参加者らに要所要所で話しかけてきたり助言を与えるといった行動をよくとる。
また知的要素にギャップを出したり恐怖感を煽る目的から、子供っぽい性格をしている事もある。
これに似たような存在として、前回のゲームにも参加した過去を持つキャラクターがいる。殺人ゲームから生き延びた実力もさることながら、ルールを完全に把握しているため作中屈指の強キャラ、そして便利な解説キャラである。
隔離されたステージ
殺人ゲーム作品は基本的に現代を舞台としている為、法の目をかいくぐる目的で舞台が閉鎖された空間となっている事がよくある。
ゲームを遂行する以外の方法では逃げ出せず、参加者らを恐怖させたりゲームに目を向けさせるなどの効果がある。物資や行動範囲も限られるため、より「ゲーム」に純化させるための設定といえるかもしれない。
物語の目的がステージからの脱出の場合、最後は文字通り「脱出ゲーム」になることもしばしば。
閉鎖されていない(=市街地が舞台)の場合でも、プレイヤーに発信機のようなものが付いており、
ステージとなる区間を出ると制裁(主に処刑)されるのでゲームからの脱出は不可能となることが多い。
複数回の開催
殺人ゲームも「ゲーム」である以上、そこには明確な「ルール」が存在する。
その「ルール」が卓上の理論ではなく、使用にも耐えうる強固で穴の無いものであると説得力を付けるため、物語開始以前にも同様の殺人ゲームが行われたとする作品が多い。
このことから続編・スピンオフを作りやすく、キャラクターも使い回せるループものとも相性が良い。
ルールの解釈
上記のように穴のないルールの範囲で、どう上手く立ちまわるか
また基本的に禁止されてなければ何をやっても構わないので
一見完璧なルールの裏をどうかくか(穴を突くか)も見どころの一つである。
逆に穴の多いルールであったりゲームマスターの気分でルールをコロコロ変える
深い理由なしにルール違反を大目に見るなどは
「ご都合主義」との批判を受けやすいのでこの手のネタをやりたい方は心に留めておくと良いかと思われる。重要なのは「ルールが厳格に運用される」ことである。
主な殺人ゲーム及び殺人ゲーム系作品
ジャンルは原作の作品媒体となっている。
ここに無い殺人ゲームものを知っている人は追記をお願いします。
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