概要
富山よりアニメ事情が悪い県は一応存在するが、富山は全国一アニメ環境が悪化した県と言われる事がある。その理由として以下の点が挙げられている。
- かつてアニメ放映に積極的だったチューリップテレビが急激にアニメに消極的になった(現在は全国ネットとポケモンのみに絞り込んでいる。ただしケースバイケースで深夜アニメをやらかすこともありはする)。
- しかも北日本放送も富山テレビも仕事をしない。さらに富山テレビもかつてアニメ放映に積極的だったのが衝撃。
- 民放が3局しかない(日本テレビ系列、フジテレビ系列、TBS系列)。ゆえにテレビ朝日系列やテレビ東京系列が無い。
- 女児向けの作品が、少女漫画原作作品を含めても「ちびまる子ちゃん」くらいしかない。
- テレ東アニメがチューリップテレビの「ポケモン」と、富山テレビの「NARUTO」シリーズおよび「妖怪ウォッチ」くらい。「しまじろう」シリーズは2007年に打ち切られて以降未だに再開されていない。
1と2については、平日夕方を中心にアニメ枠を削減したのは、1990年代後半以降の、地方ではよくあることなのだが、2014年3月までは数少ない平日夕方に民放アニメが見られる地域ではあった。
4に関しては、元々は少女漫画雑誌で連載された漫画をテレビアニメ化したものだが北陸中日新聞や東京新聞や中国新聞などの一部の地方新聞に4コマ漫画バージョンが掲載されたこともあるので、ファミリー向けアニメと見られる事が多い。もっとも、この作品とプリキュアシリーズ(富山県の放送局での放送実績無し)以外の女児向け作品がテレビ東京アニメ、という事情もある(それだけ需要がなくなったのだろうか?)。
5については、テレビ東京があまりアニメの番販に熱心でなくなった、という事情もある。まぁそんなに見たけりゃAT-Xに加入しちゃえばいいことである。
以上の詳細については、各放送局の「アニメ放送状況」の項を見ればわかる。
「ゆるゆり」は富山が舞台、という説があるが、作品中では富山県内の駅舎等が登場した程度で、特に富山が舞台であるという明確な表現は無い。ゆえに富山県の放送局がどこも放送しなかったのは仕方がない(それどころかテレビ東京系列以外の地方局では全く放送されなかったぐらいならまだしも、テレビ東京系列の地方局でも第1シリーズのみではあったが放送拒否を行った局があった)。ただその一方で、OVA「ゆるゆり なちゅやちゅみ!」の劇場上映は富山県高岡市でもやらかすそうである。
それでも・・・・・・・・・
富山県にはP.A.Worksとか言うアニメスタジオが存在し、そこの制作作品に関してはすべての放送局で放送「させられる」。よって、年に少なくとも1作は深夜アニメを富山のアニヲタ共は拝むことが出来る。
「HUNTER×HUNTER」終了を機に深夜アニメが姿を消し、なおかつ、今後深夜アニメが放送されるかどうかわからない地域が多いことを考えれば、まだ富山県は恵まれていると言える。
おまけ(特撮について)
特撮は平成版(テレビ朝日版)仮面ライダーシリーズは放送していないがスーパー戦隊シリーズは(遅れて)放送している。ちなみに隣県では、平成版(テレビ朝日版)仮面ライダーシリーズの直系の前身と言えるメタルヒーローシリーズは(遅れて)放送してはいたが、スーパー戦隊シリーズの放送が途切れていた時期がある。富山県と逆ケースであった。
関連ワード
やったぜ富山のアニメ事情 - こちらは逆に富山のアニメ事情が他県より優れている時に付けるもの。
やったぜ石川のアニメ事情 - 隣県のアニメ事情。