オルタナティブとは、『仮面ライダー龍騎』に登場する仮面ライダーではないライダーである。
概要
神崎士郎の残した仮面ライダーとミラーワールドに関する研究資料、そして東條が所持していたタイガのカードデッキのデータから、香川英行が創り出した擬似ライダーで、2体が登場する。
いわゆる「13人のライダー」には含まれない。
開発計画の最終段階では、13人のライダーに対抗するため完成型であるオルタナティブを13体開発する予定だった。
ライダーの物とは異なるカードデッキ・カードを用いるが、理論は同一のものである。
しかし、ミラーワールドでの活動時間は8分25秒と短い。
また、他のライダーにはないカードも持ち、カードバイザーの音声もライダーと違い女性声が発せられる。
本作において「仮面ライダー」とは、「神崎士郎の作ったカードデッキで変身する者」を指しており、公式HPでは「擬似ライダー」と区別されている。
オルタナティブ
仲村創が変身する擬似ライダー。
基本カラーは黒。
オルタナティブ・ゼロ
オルタナティブのプロトタイプ。
外観や基本能力はほとんど同じ。
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DRAGON KNIGHT版設定
ゼイビアックス将軍がアドベントマスターのデッキをコピーした物で変身した偽者という設定で登場。模造品なのでオリジナルと異なりアドベント空間との行き来はできない様子。
アドベントマスターのふりをしてアダムの変身する仮面ライダードラゴンナイトを攻撃し、彼にアドベントマスターや仲間の仮面ライダーに対する不信感を植え付ける事で仲間割れさせようとした。
客演
その外見からか怪人として登場することが多い。
『仮面ライダーディケイド』
「ネガの世界」に登場。世界を支配する怪人の1人で田中という男に擬態する。
レイドラグーンを使役してディエンドと戦ったがディメンジョンシュートを受け爆死した。
怪人であるためかバックルを使用せずに変身する。
本体は通常のオルタナティブのものだが、頭部のみオルタナティブ・ゼロのものだった。
『仮面ライダーウィザード』
魔宝石の中の世界の怪人の1人。アマダム直属の三怪人の内の一体。
おなじくバッタ系怪人のアークオルフェノク、バッタヤミーと行動を共にする(厳密にはサイコローグはコオロギがモチーフであるが)。
なお、この三怪人には「仮面ライダーに近い存在である敵」という共通点があり、劇中でアマダムが語った「怪人のなり損ない」「悪と同じもの」という仮面ライダーの本質がより強調されている。