「私の嫌いな言葉を教えてやろう。それは『正義』と『平和』だ。」
「私は国民をしばりつけようなどとは考えない。むしろ好き勝手にしろと言っているのだ。」
「警察などというくだらんものは廃止する。悪人たちよ! どんどん悪いことをしろ!」
概要
CV:青野武
『ドラゴンボール』に登場する人物。身長250㎝、体重200㎏。
単純にピッコロ大魔王と呼称する場合、二代目(マジュニア)ではなくこちらを差すことが多い。
元はナメック星出身の「龍族」と呼ばれる、ドラゴンボールを創る能力に長けた種族だったが、地球に飛来した際に頭を打って記憶を失い、自分がナメック星人であることもすっかり忘れてしまった。後に先代の神様に弟子入りした際に、神になるために切り離された悪の心が増大した姿がピッコロ大魔王である。そのため、ピッコロ大魔王と地球の神はどちらかが死ねば残りも消える。
エイジ453年、ピッコロ大魔王は世界征服を目論み地球全土を荒らしまわったが、格闘家・武泰斗が命と引き換えに放った魔封波で電子ジャーに封印された。電子ジャーは武泰斗の弟子である亀仙人が海に沈め、それから300年の眠りにつくことになる。
しかしエイジ753年、ピラフ一味により封印を解かれると、再び世界征服を企み、若い頃の力を取り戻すためドラゴンボールを集める旅に出る。復活したピッコロ大魔王は魔封波を恐れて、放つ資質がある優秀な格闘家たちを口から生み出した魔族により殲滅する作戦に出た。
手下の魔族・タンバリンにクリリンを殺された悟空は、師の亀仙人からピッコロの話を聞くとこれを倒すべく奔走。一度はタンバリンに敗れるものの、再戦時にはあっさり葬り去ってしまう。
これを知ったピッコロ大魔王は、魔王封印を目論む亀仙人一派を返り討ちにしてドラゴンボールを7つ集めると若い頃の肉体を取り戻し、更に神龍を殺してドラゴンボールを使えなくしてしまう。若い頃の姿に戻ったピッコロ大魔王はピラフ一味を早々に斬り捨てると王都キングキャッスルに単身乗り込み、世界王を脅して完全に世界を乗っ取ってしまう。
冒頭の台詞は王位簒奪の際に全世界に向けて放った初心表明演説であり、更にピッコロは地球を43エリアに分割し、世界征服に成功した5月9日は毎年このエリアをくじ引きで1つづつ消し、いずれは人類を滅亡させてやると嘯く。
演説を終えた後、ピッコロ大魔王はさっそく最初のクジを引こうとするが、そこに天津飯が駆けつけて魔王を封印しようとする。しかしピッコロは口から生んだ魔族ドラムでこれを一蹴してしまう。そこに駆けつけた悟空はドラムを秒殺してしまい、憤激したピッコロ大魔王は悟空を殺そうと挑みかかる。
大都市一つを消すほどの壮絶な戦いの果て、悟空はピッコロ大魔王の腹に大穴をぶち明けて倒すことに成功する。
もはやこれまでと悟った大魔王は口から卵を産み、それに全ての希望を託して息絶えたのだった。
この卵から孵ったナメック星人は、後に父と同じピッコロ大魔王を名乗ることとなる。
技
爆裂魔光砲
最大の攻撃範囲を持つビーム攻撃。都市一つを瞬時に灰燼に帰す破壊力を有し、爆心地には核爆発並のキノコ雲が上がる。本気で放てば地球の陸地の1/43(約1850㎞四方)を一瞬で更地に出来る。
爆力魔波
全身に気を溜め、ビームを放つ。大都市を数十㎞四方にわたって完全に更地に出来るほどの攻撃力。
目から怪光線
該当記事参照。