本項ではハドソンのゲーム「ボンバーマン」について記述する。
ロックマンに登場するボスキャラについては「ボンバーマン(ロックマン)」を参照の事。
概要
ハドソンより発売された、爆弾アクションゲーム。元々はパソコン向けに発売されたゲーム「爆弾男」がシリーズの原点であり、FC版への移植の際にタイトルが現行の「ボンバーマン」に変更された。(下記『ボンバーマンにおける大事件』」参照)
FC版移植の際に、ロードランナーのザコ敵だったロボットをオリジナルのバックストーリー付きで主役に抜擢しており、続編「II」で現在みられるキャラ歌―デザインが定着して以来、FC版に基づいてシリーズ化されている。
PCエンジン版以降の4,5人対戦モードが特に有名。
10人対戦出来るワイド画面バージョンもあり、かつては一時期NHKの施設に設置されていたり、家庭用ゲーム機ならセガサターンの『サターンボンバーマン』でも可能。
落ち物対戦パズルゲームである「ぱにっくボンバー」はACおよびPCE、SFC、バーチャルボーイ等の様々なハードで発売されている。
3D化された作品(例:爆ボンバーマンなど)を除けば基本的なルールはほぼ共通しており、格子状のマス目で組まれたステージを縦横無尽に移動して、十字型に爆発する爆弾を使って敵やブロックを破壊していく。
特に対戦モードでは全員がこれを行うため、四方八方から爆風の嵐となり、画面中があっというまにパニック状態になる。
そのうえ、設置した爆弾は特定のアイテムがなければ移動できないため、うっかり設置後に袋小路にハマると自爆してしまうこともしばしば。
作品によっては敗退したプレイヤーが「みそボン(みそっかすボンバー)」となり、場外から爆弾を放り込むことが出来るため、さらに混乱することもある。
おそらく全ジャンルのゲームでも珍しく、どんなに上達しても勝率が決して100%になり得ない稀有なシリーズではないだろうか?
ボンバーマンにおける大事件
タイトルをめぐる混乱
ドイツで「ボンバーマン」のタイトルでパソコン版が発売される際、爆弾テロ事件が発生したため「エリック&フローター」というタイトルに変更してリリースされ、その後、日本でFC移植版が発売される段階になって、皇居にミサイル弾が打ち込まれるという事件が起こったため、ストレートに「爆弾男」というタイトルではマズいということで今のタイトルになったという、なんともきな臭い逸話も残っている。(高橋名人もブログでそのことについて触れている。)
ロボットとしてのボンバーマン
初期の頃は『爆弾で戦うロボット』として扱われていた。
スーパーボンバーマンではボンバーマンが力尽きると顔だけが真っ黒(焦げたわけではない)になる事から、顔はモニターであったと推測される。
ロボットとしての描写は特にファミコン版初代と、それを基にしたXBOX360版『Act:Zero』、AC版が顕著である。
ファミコン版初代ではボンバーマンのグラフィックがロードランナーの敵キャラクターをほぼそのまま使いまわされ、
ストーリーも世界平和のためではなく、『(ロードランナーの舞台である)地下帝国から脱出し、ロボットから人間に生まれ変わるため』というものであった。→スピンオフ
(ちなみにパッケージの絵ではなぜかガンダムのようなデザインだった)
また、なぜかアイレムが発売元となったAC版ボンバーマンでは、ゲーム開始直後のストーリーで
明確にボンバーマンたちを『ロボット』として描写している。が、ファミコン版初代とは違い
ロボットであることには疑問や嫌悪感は抱いていない様子。
関連イラスト
関連タグ
爆ボン 白ボン 黒ボン プリティボンバー 凶悪ボンバー五人衆
ロードランナー (ファミコン版初代はロードランナーの前日譚にあたる)
アイレム (AC版の制作を務めた)
松永久秀 (戦国時代唯一『爆死』した武将。その史実は度々ゲームにも生かされる)
黄蓋 (真・三國無双における彼の武器のひとつが爆弾であることから)
BTOOOM! (そのルールから『リアルボンバーマン』の異名を持つデスゲームを描いた作品)