富士急行
ふじきゅうこう
日本の私鉄。大月駅(山梨県大月市)~河口湖駅(山梨県富士河口湖町)までの鉄道路線の運営の他、バス事業、富士急ハイランド等の観光施設事業、不動産業などを行っている。通称、富士急。売上の大部分は観光事業によるもので占められており、鉄道事業の売り上げはバス事業よりも少なく、全体の売上のおよそ5%ほどにすぎない。
鉄道線は厳密には大月~富士山間の大月線と富士山~河口湖間の河口湖線の2路線だが、列車の運用はほぼ一路線として見做されている。
鉄道線(富士急行線)
大月駅で接続するJR東日本中央本線から直通列車がある。線内運行の列車として元JR東日本のジョイフルトレイン車両(165系→富士急2000系)による「フジサン特急」や京王電鉄からの譲渡車両を改装した快速「富士登山電車」が運行されている。そのほか、富士急オリジナルの5000形「トーマスランド号」が2両在籍。
近年は車両の老朽化から、JR東日本から205系を譲り受けて6000系とし、元京王5000系の1000形を「富士登山電車」編成以外は置き換える計画となっている。
「フジサン特急」についても同様に老朽化が激しいため、小田急から「あさぎり」運用から外れる20000形(RSE)を譲り受ける計画が浮上していたが、2013年10月11日に正式に譲渡されることが決定した。2014年7月に2代目フジサン特急8000系として再デビューした。
なお、導入した8000系は1編成により2000系は1編成が廃車、残り1編成を置き換える8000系の話がしばらく出ずじまいだったが、2014年11月にJR東海からRSEと同じくあさぎりで使用されていた371系が譲渡されることになり、奇しくも富士山の南側で走っていた車両同士が今度は北側で走ることになった(こちらの運行開始時期は未定、なおこれにより旧国鉄165系系列および直流急行型車両が日本国内からすべて引退することになる)。
スケート部
特に女子スピードスケート競技において実績があり、冬季五輪出場選手も多い。