日本の私鉄。大月駅(山梨県大月市)~河口湖駅(山梨県富士河口湖町)までの鉄道路線の運営の他、バス事業、富士急ハイランド等の観光施設事業、不動産業などを行っている。通称、富士急。売上の大部分は観光事業によるもので占められており、鉄道事業の売り上げはバス事業よりも少なく、全体の売上のおよそ5%ほどにすぎない。
鉄道線は厳密には大月~富士山間の大月線と富士山~河口湖間の河口湖線の2路線だが、列車の運用はほぼ一路線として見做されている。
鉄道線(富士急行線)
大月駅で接続するJR東日本中央本線から直通列車がある。線内運行の列車として小田急電鉄・JR東海からの譲渡車両を改装した「フジサン特急」や京王電鉄からの譲渡車両を改装した快速「富士登山電車」が運行されている。そのほか、富士急オリジナルの5000形「トーマスランド号」が2両在籍。
近年は車両の老朽化から、JR東日本から205系を譲り受けて6000系とし、元京王5000系の1000形・1200形を「富士登山電車」編成以外は置き換える計画となっている。
「フジサン特急」についても同様に老朽化が激しいため、小田急電鉄から「あさぎり」運用から外れる20000形(RSE)1編成を譲渡してもらい、7両から3両へ短縮改造のうえ2014年7月にフジサン特急8000系としてデビューした。
さらに、2014年にJR東海からRSEと同じくあさぎりで使用されていた371系1編成が譲渡されることになり、奇しくも富士山の南側で走っていた車両同士が今度は北側で走ることになった。同じく7両から3両へ短縮改造のうえフジサン特急8500系としてデビュー予定。(こちらの運行開始時期は未定)
いままで「フジサン特急」として活躍してきた、元JR東日本の165系改造の富士急2000系の引退により、旧国鉄165系系列および直流急行型車両が日本国内からすべて引退することになる。引退時期は未定だが、そう遠くはない。
スケート部
特に女子スピードスケート競技において実績があり、冬季五輪出場選手も多い。
関連タグ
ヤマノススメ(作中に三ツ峠、富士山が登場。タイアップも行なわれている)
岳南電車(グループ会社)
クハ455形700番台:2000系が引退すると、急行型車両はこの2両のみ残る。交直流型。
ドーンデザイン研究所水戸岡鋭治デザイン・水戸岡鋭治:富士登山電車関連