ガッチャ! 楽しいデュエルだったぜ!
概要
かっこいいヒーローやデュエルモンスターズが大好きな元気少年。
デュエリストを育成する学園デュエル・アカデミアで丸藤翔、天上院明日香、万丈目準など個性あふれる仲間達と出会う。
カードの精霊が見える能力があり、憧れの武藤遊戯に譲り受けたハネクリボーのカードを相棒としている。
勝敗よりデュエルを純粋に楽しむことをモットーとしていて、「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」が彼の決め台詞である。
しかしこのただひたすら純粋にデュエルを楽しむというスタンスは3期以降、『デュエルに伴う大人としての責任』という問題を前に十代を悩ませることとなった。
性格は明朗快活。前向きで向上心があり、どんな屈強にもめげずに立ち向かう精神の持ち主。
その人格は多くの人達に影響を与え、持前の兄貴肌もあって翔や剣山など彼を慕う者は多い。
一方で恋愛には無頓着で理解を示す以前に苦手な様子を見せ、仲間にも結構ドライだったりする。そして精霊が見えるのにオカルトは信じない。
実は幼い頃から精霊が見えていたがある理由で封じられ、アカデミア入学試験のときに武藤遊戯から羽クリボーのカードを貰ったことで再び見えるようになる。
家族構成は両親のみで一人っ子育ち。
幼少期は多忙な親に構ってもらえず、近所の子供達を自宅に招いてゲームをする日々を送っていた。
父母がどんな人物なのかは不明で十代の口からも語られなかったが、鮫島校長に「精霊が見える」と両親が密かに相談していたり、幼い十代がユベルの悪夢に魘される事を心配したりと家族仲は問題ないと思われる。
しかし十代は悩みがあると一人で解決しようとし、誰にも相談しない傾向にあるのは育った環境が大きいのかもしれない。これは後にユベルとの再会で最悪の結果を招いてしまう。
座学は苦手なようで、実技以外の興味ない授業中は寝ていたり早弁している。
テニスに野球、ボートやバイク運転などのデュエル以外の特技も多い。
初期身長165.7cm。好きな食べ物はエビフライ。
覇王十代
十代が覇王の精神と闇の力に取り込まれてしまった姿。
詳しくは独立記事覇王十代参照。
二十代
二十代の項も参照。
精霊ユベルと超融合してひとつになり、冷静な大人に成長した十代。
少年の印象が無くなり、髪型や服デザインが青年版に変化した。
精霊の能力で、ユベルと同じ右目黄・左目緑のオッドアイになる。
アカデミア卒業式後、ハネクリボーの導きで表遊戯と再会。
彼は「数々の戦いを経て君は立派な大人に成長したが、代わりに失ってしまったものもある」と告げ、ハネクリボーの力で十代は「過去の武藤遊戯」と再会する。
そしてバトルシティ直後の遊戯と「真の卒業デュエル」を行い、
辛い経験をして忘れかけていた、デュエルを楽しむ気持ちを取り戻した。
劇場版では最終回のさらに数年後の設定で登場しており、この時には完全に元の明るくノリのいい性格に立ち戻っている。職業は宇宙警備員。
遊戯のファンであるところも健在で、ブラック・マジシャン召喚時にテンションが上がる姿も見る事ができる。
更にのっけから当時の主人公不動遊星を差し置いて登場。
大ボスパラドックスと強力ドラゴン相手に高い身体能力と精霊の力を駆使したリアルファイトを繰り広げ、しかもそのシーンは番宣で思いっきり「バトルシーン」と紹介されていた。
こんな感じで歴代主人公の中でもリアルファイト力・オカルトパワーが高いと言える。
主な名言台詞
「ガッチャ!楽しいデュエルだったぜ!」
「シャケ召喚 >゜))彡」
「ぶっ倒しても!ぶっ倒しても!!ぶっ倒しても!!!」
「伝説って?」
使用デッキ
『E・HERO(エレメンタル・ヒーロー)』を中心としたアメコミ風の戦士族デッキ。
融合召喚を主軸にしており、さらには融合素材の大抵のモンスターには必殺カードが多く存在しているため、融合無しでも十分強い。
『ハネクリボー』に関するカードも入っていて、特に『ハネクリボーLV10』などが入っている
第二期ではエースカードの『E・HEROネオス』を手に入れており、『E・HEROネオス』と『ネオスペーシアン』の特殊な融合、コンタクト融合も可能になる。
また、彼の使用するカードの中にはハネクリボー以外にもHERO系以外のカードも入っているが、天性の引きの強さの為に、彼の場合はまったく問題ない。
主な使用カード
E・HEROフレイム・ウィングマン
十代のフェイバリット・カード。ストーリーの進行と共に噛ませ犬化したものの、多くのデュエルで活躍した実績を持つ。
E・HEROシャイニング・フレア・ウィングマン
「フレイム・ウィングマン」と「スパークマン」が融合したモンスター。
エースの一角として多くのデュエルで活躍した。
E・HEROネオス
十代のエースモンスターであり、カードの精霊の1体。
多彩な特殊召喚手段と豊富なサポートカード、そして様々な融合体を駆使して活躍した。
ハネクリボー
先代決闘王(武藤遊戯)から託された十代の相棒。
「クリボーを呼ぶ笛」とのコンボで数多くのピンチを救った守りの要。
ユベル
十代の前世からのパートナー。
味方としては、カードとしてよりも実体化しての活躍の方が多い。
ネオスペーシアン
『E・HEROネオス』と同じカードの精霊であり、ネオスペースからやって来た宇宙人。
オネスト
前の使用者藤原の化けていたカードの精霊であり、後に十代の使用カードとなる。
漫画版での使用デッキ
アニメと同様に『E・HERO』を中心とした融合デッキ。
ただしこのデッキは元々、世界チャンプである響紅葉の物であり、幼い頃の十代に相棒のハネクリボーと共に託された物である。
亮帰還記念大会後は、自分自身のHEROとしての印象を表すため『M・HERO』を中心とした新たなデッキを使用。
これらは、『マスク・チェンジ』を始めとした魔法カードによってエクストラデッキのモンスターと入れ替わる変身召喚を軸としている。
Mr.マッケンジー(トラゴエディア)戦では紅葉の力を借りる為に再び使用したが、最期のデュエル後では十代は紅葉が意識を取り戻した為に、彼に返した。
タッグフォースにおける十代
PSPのゲーム作品タッグフォースにおいても、主人公としてその存在感をストーリーでいかんなく発揮する。
使用デッキはもちろんE・HERO。ただし3ではネオスを中心としたネオスペーシアンで構成される。
そのせいか1・2では初回ストーリーのパートナーに最適だった彼が、3でのみ高難易度のシナリオも相まって多くの新米デュエリストたちの魂を闇に葬り去ってしまった。
無理もない。
何せストーリー最初のデュエルが、奴との一対一のデュエルなのだから……。
ちなみにどのバージョンでもアニメとほぼ変わらないデッキ構成だが、いかんせんディスティニードローが原作より弱いため、原作ほど強い印象は受けない。
タッグを組む時はこちらもHEROに合わせるか汎用性のあるカードで安定感を出せるよう改造しよう。
特に後半のネオスペーシアンデッキは、地力の低さから改造が急務である。