本山一城
もとちん
マリオシリーズコミカライズ界の大物
本名:本山真澄(もとやま ますみ)。1956年4月12日生まれ、神奈川県出身の漫画家。愛称は「モトちん」。村上もとかのアシスタントを経て、1977年に集英社のデラックスマーガレットで掲載された「ラブとミニ」でデビュー。『コミックボンボン』黄金期を支えた漫画家。マリオシリーズに関わる以前には集英社、講談社、宝島社等でそれぞれ、ラブコメ、学園、スポーツ系の漫画作品を発表してきた後、『スーパーマリオブラザーズ3』以降、マリオシリーズを次々にコミカライズしてきた。
当時の小学生は、本山のマリオか、沢田ユキオの『スーパーマリオくん』どちらを取るか悩んだ。作風がだいぶ違ったので(本山が連載をやめてから、沢田のキャラクターは、初期に比べるとだいぶおとなしくなっている)。
彼のマリオファミリーの設定が、任天堂の設定に影響を及ぼした(または予言していた)と思える描写がいくつかある。代表的なものとして
「とにかく貧乏くじをひかされるが、とにかく誠実、かつ美味しいところはしっかりもっていくルイージ」
「スーパーマリオランド2の時点で名前だけ先に出てきたワルイージ(ルイージがダークサイドに堕ちた姿)」
「マリオパーティシリーズ他で出るよりも、遥かに先に準レギュラーだったデイジー姫」
「スーパーマリオワールドの時点で大魔王クッパの側近だったカメック」
「キノピコが登場する10年以上前に「キノッペ」という(姿はキノコ族というより人間に近いが)キノピオの女の子バージョンのオリジナルキャラを登場させていた」
などがある。
マリオ以外の本山一城の漫画作品
- ラブとミニ(集英社 デラックマーガレット)
- みにみにミニちゃん(集英社 別冊マーガレット、デラックスマーガレット)
- あいまいミイちゃん(集英社 別冊マーガレット、ぶ~け)
- きまってないのにキメマルくん(集英社 週刊少年ジャンプ)
- 燃えろ!大和魂(集英社 週刊少年ジャンプ)
- ビッグショット(講談社 週刊少年マガジン連載)
- 俺のデカプリンちゃん(講談社 週刊少年マガジン連載)
- どっきり!エンジェル(講談社 週刊少年マガジン連載)
- オカルトラブ(講談社 週刊少年マガジン増刊号)
- ラブショット(講談社 月刊少年マガジン増刊号)
- 必殺!シズマくん(集英社 月刊少年ジャンプ)
- ジュン(講談社 コミックボンボン連載)
- キララQQQ(集英社 月刊少年ジャンプ連載)
- リリカ愛NG(未発表作品)
- 9+1で春平(宝島社 週刊少年宝島連載)
- SDガンダムシリーズ
- SD戦国伝 国盗り物語(講談社 コミックボンボン連載)
- SDガンダム ガチャポン戦士2 カプセル戦記(講談社 コミックボンボン増刊号掲載)
- ナイトガンダム物語(講談社 デラックスボンボン連載)
- SDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズ(講談社 デラックスボンボン掲載)
- ばってん先生(朝日学生新聞社 朝日中学生ウィークリー連載)他多数