概要
開発元はアルファドリームとグラフィックリサーチ。
2015年8月26日、Wii Uバーチャルコンソールにて配信が開始された。
開発の経緯
このソフトは、元々アルファドリームが『ギミックランド』という名前でゲームボーイカラー用ソフトとして開発していたものだった。
しかし、2000年に任天堂のソフト展示会に出展した際、任天堂から好評価を受け、急遽任天堂の協力の下でGBA用ソフト『トマトアドベンチャー』として再開発されることとなった(下記外部リンクの「開発スタッフインタビュー」参照)。
ストーリー
舞台はコドモの、コドモによる、コドモのための国、「ケチャプー王国」。
主人公「デミル」は、トマト好きの国王「アビーラ」に連れ去られたガールフレンドの「パサラン」を助け出すため、王国を冒険する。
キャラクターの可愛いらしい外見や世界観とは裏腹に、「トマトを食べられない子供達の収容所がある」「大人はモンスターに変えられた」「美容の為にキッズをスープにする」「キッズが崖から飛び降りてお星様になる」「目玉を引っこ抜く」など、一部に黒い任天堂が降臨していたりする。
特に、6番目のステージである『バルサミドーム』の『レム迷路』と『ノンレム迷路』は、MOTHER2のムーンサイドを彷彿とさせるような世界観が広がっており、多くのプレイヤーのトラウマとなっている…のかもしれない。
特徴的な戦闘システム
本作の最大の特徴とも言えるのが、“ギミック”と呼ばれる武器を使って行なう“アクションコマンド”と呼ばれる戦闘システムである。これは、プレイヤーが敵に攻撃する際にコマンド入力をし、成功すると敵に高ダメージを与えることができ、“すごいの”ポイント(後述)が貯まるが、失敗するとダメージは低くなり、それまでに貯めた分の“すごいの”ポイントが全て失われる、というものである。
主人公とパーティーメンバーは、全50種類ある“ギミック”の“アクションコマンド”を駆使しながら戦う。
パーティーメンバーには最大3人が加わり、戦闘では主人公ともう1人のコンビで戦う。
“すごいの”ポイント
“すごいの”をゲージに付いている目盛分まで貯めると、もう一人のパーティーメンバーに応じて特殊な攻撃“すごいの”を発動することができる。更に“すごいの”を満タンにすると、もう1種類の“すごいの”を発動することができる。
また、“すごいの”が満タンの状態で、4番目のステージである『オイスタウン』に初めて登場するぎょうしょうキッズに話しかけると、おしゃぶりというアイテムに交換してくれる。
余談
TVCMの内容は「トマトマトマートケチャプップー」という珍妙なメロディーと共にオムレツにトマトケチャップをかけ続ける、というもので、全国の人々に強烈なインパクトを与えた。
また、開発元のアルファドリームはこの後にマリオ&ルイージRPGシリーズを制作しており、本作で培われたノウハウが多分に反映されている。
関連動画
(TVCM "15秒版+30秒版")
ところで婆さんや、ピーマンアドベンチャーは何時発売されたかの?
関連タグ
外部リンク
- 公式サイト - 任天堂ホームページ
- 『トマトアドベンチャー』特集(1.プレイレポート) - 同上。
- 『トマトアドベンチャー』特集(2.開発スタッフインタビュー) - 同上。
- 作品紹介 - アルファドリーム
- トマトアドベンチャー - ウィキペディア
- トマトアドベンチャー 攻略 wiki*