ゲーム概要
RPGと擬似3D戦闘が混合された、非常に独特のシステムを持つゲーム。
プレイヤーはゴジュラスを操り、帝国軍ゾイドと戦い、共和国の砦や街を解放してゆく
。戦闘場面は横スクロールの擬似3Dシューティングとなっており、かなり独特。
また、登場ゾイドの種類も18種類で、当時の主要なゾイドはほぼ揃っている。
さらに、あの複雑なディティールを持つゾイドの姿をファミコン上で違和感なく再現できている点は特筆すべきであろう。
そして、このゲームの注目すべき点は、「ゾイドが喋る」。
中のパイロットではなく、「ゾイドが喋る」のだ。
とりわけ、主人公の恋人である赤い乙女ゴジュラスはプレイヤーの度肝を抜くことであろう。
確かに本作以外でもゾイドが喋る作品は存在しており、上山道郎氏の『機獣新世紀ゾイド』(ウェブ公開されている続編)でも、ゾイドが人語を話す場面が存在する。
だが、これはあくまで精神世界上で幼女に擬人化されたイメージが話しており、メカ生体の姿でゾイドが人語を話す場面は他に例がない。ましてや、ゾイドが街の住人となって生活しているシュールな光景は、このゲームくらいのものである。
このカオスな作風は、未だゾイドファンの間で語り草となっている。
ストーリー
帝国軍によって追い詰められた共和国を救うべく、一匹のゴジュラスが立ち上がる。
登場ゾイド
共和国軍
仲間はゴジュラスを除いて三匹しか連れて行けない。
しかし、キャノン砲を連射できるウルトラザウルスと偵察が可能なサラマンダー以外はそれほど大差はなく、この辺りは好みで決めても問題はない。
主人公。RPGの仕様上仕方のないことではあるが、ゴジュラスなのに初期ステータスは非常に低い。ゴジュラスが倒されるとゲームオーバーになる。レベルの低い序盤ではイグアンやモルガにさえ負ける。
その後装備を充実させてMK2になることで、キャノン砲(発射制限がある)や三速連射砲を使えるようになる。
・ゴルドス
序盤で仲間にできる。ステータスは低めで、電子戦ゾイドとしての面影はない。一人称は「わたし」
こちらも序盤で仲間にできる。マップ画面で「ていさつ」コマンドを使うと、敵を炙りだし、戦闘回避の役に立つ。一人称は「おれ」
・マンモス
こちらも序盤で仲間にできる。ややステータスがゴルドスやゴジュラスより高め。
一人称は「わたし」
主人公が一定の階級以上でないと仲間にならない。ステータスはかなり高い。
一人称は「おれ」または「わし」
中盤で仲間にできる。ステータスは低めでこれと言った特徴はない。
中盤で仲間にできる。バトストでのヤラレ役扱いは何処へやら、かなり強い。
一人称は「おれ」または「わし」
・グスタフ
仲間にできるがアイテム扱い。攻略に必須の仲間。
・プテラス
こちらもアイテム扱い。サラマンダーの代用となる。ただし時々バグって消えてしまうことも。
一定以上の階級とパーツを揃えなければ仲間にできない。攻撃力の高いキャノン砲を連発できる。
一人称は「おれ」または「わし」
帝国軍
残念ながら、帝国ゾイドはデスザウラー以外正面から見たグラフィックしか存在しない。
ただし特徴はよく捉えられている。時々色違いが現れることも。
・イグアン
雑魚。とは言え序盤ではかなり苦戦する敵。
・モルガ
雑魚。こちらも序盤ではかなり苦戦。
雑魚。海のフィールドで出現。
シーパンツァーよりは強いが雑魚。海で多く出現。
雑魚キャラ。上記4匹よりは比較的強めではある。
雑魚キャラ。ステータスはブラックライモスとほぼ同等。
以下の四匹は時々「ごじゅらす かくごしろ」と言ってくることがある。
この四匹の中では比較的倒しやすい。
強敵。かなり堅い。
設定通り素早く攻撃してくる。
終盤に登場。勿論最強にして最後の敵。