スペック
機体名 | ブラックライモス |
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番号 | EHI-2(旧)不明(新) |
所属 | ゼネバス帝国(旧)ガイロス帝国(新) |
分類 | サイ型 |
全長 | 11.3m |
全高 | 7.6m |
全幅 | 6.7m |
重量 | 56.0t |
最高速度 | 160km/h(旧)180km/h(新) |
乗員人数 | 2名 |
武装 |
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概要
80年代中期の旧ゾイドシリーズにおいて、暗黒大陸に亡命中のゼネバス帝国が開発した突撃戦用ゾイド。サイズは中型ゾイドに相当する。
その能力は(モチーフが恐竜と現生動物という違いこそあるが)さながら小型レッドホーンと言えるもので、頭部に装備された突撃戦用超硬度ドリルによる格闘戦だけでなく、腰部の大型電磁砲や対空ミサイルを使用した近~中距離戦にも対応可能。
更に背部のスペースには1人乗り偵察用ビークルを格納している。
ヘリック共和国が開発した超大型ゾイド・ウルトラザウルスの戦闘力に対抗出来ず、追い詰められたゼネバス帝国軍は中央大陸からの脱出を決断。
サーベルタイガー隊の活躍で戦力の大部分の撤退を成功させ、ガイロス帝国が治めるはるか北方の暗黒大陸へと落ち延びた。
暗黒大陸に亡命中の帝国軍は中央大陸への再侵攻の準備を進め、多数の新型機を開発する。
ブラックライモスはウオディックと同時期に開発されたゾイドの一つでもある。
後にデスザウラー護衛の為に性能を強化したMk-Ⅱ仕様がブラキオスMk-Ⅱと共にロールアウト。
強化前と比較して外見の形状の変化は無いが、内部フレームの色が明るめの赤となり、キャップの色も青緑からグレーに変更されている。
その後の戦いでゼネバス帝国が滅亡し、惑星Zi大異変(グランドカタストロフ)が発生してから数十年後の歳月が流れた世界で勃発した第二次大陸間戦争においても、前大戦でゼネバス軍の兵力を接収したガイロス帝国軍にて引き続き運用されているが、形式番号等の情報は明らかにされていない。
西方大陸戦争では共和国軍の基地であるロブ基地を潰す為に派遣されたが時すでに遅し、帝国軍が逆転負けしてしまい、撤退する味方の救出に使われた。
2005年に『電撃ホビーマガジン』にて連載されていたライトノベル『ゾイドジェネレイションズ』では、ジン遊撃隊に所属するレーテ(レーテルメ・フェアロネス)の乗機として登場。
頭部のドリルはインパクトハンマー「ベンケイ」に換装され、腰部にはAZ5連装ミサイルポッドが搭載されている。
頭部には各種アタッチメントが用意されており、様々な戦局に対応可能。
ただし、ジン遊撃隊の所属ゾイドの中では、バイオゾイドに有効とされるMetal-Zi製の武器を唯一装備していない。
キットについて
キットは従来のパワーユニット(ゼンマイ)を強化したHiパワーユニットシリーズ第2弾で、歩行に連動して腰部の電磁砲が上下に動き、頭部を下げると内部のギアが噛み合って突撃戦用超硬度ドリル(角)が歩行に連動して回転するようになる。
その後に発売されたMk-Ⅱ仕様の変更点は、先に述べた通り成型色のみとなっている。
1999年からの再スタート時には一般販売はされず、月刊『コロコロコミック』2000年8月号誌上通販にて、定価880円で受注生産という形で限定販売されている。
本体色は旧版と同じく黒だが、銀の成型色は銅色に、キャップの色は旧Mk-Ⅱ仕様と同じくグレーに変更された。
また、旧版では特に強度が低く折れやすかった頬の接近戦用ビーム砲や背部アンテナの根元の形状が変更されている。
その後、カラーバリエーションとして小学館の学年誌の誌上通販限定販売にて、本体色をシルバーに塗装したメタルライモスが同年11月に発売され、その翌年の『東京おもちゃショー』ではこれにCP-09ブースターキャノンセットを同梱しての販売となった。
後にアメリカでは、ハズブロからも通常版・シルバーライモス共々一般販売されており、後者の銀のパーツは塗装仕上げではなく、銀の成型色となっている。
また、2005年に放送された『機獣創世記ゾイドジェネシス』ではヘビーライモスと名前を変えての発売となり、成型色やキャップの形状が変更された。
ただし、同時期に発売されたカノンフォートやハウンドソルジャー共々アニメには一切登場していない。
2007年に開催された『キャラホビ2007』では、『ゾイドジェネレイションズ』に登場するレーテ専用ヘビーライモスがケン専用ハウンドソルジャーとのセットで3500円で会場限定販売されている。
キットは前述のヘビーライモスの成型色を変更し、インパクトハンマー「ベンケイ」とAZ5連装ミサイルポッドの新規ランナー(軟質素材製)を追加したもの。
パイロットのフィギュアはレーテではなく、従来の一般兵士であり、今まで2体付属していたフィギュアも1体のみとなっている。
また、ハンマーの尖端部と基部は別パーツとなっており、市販のチェーンを別途用意する事でモーニングスター状の武器に組み替える事が可能。
AZ5連装ミサイルポッドはケーニッヒウルフ専用の同名のカスタマイズパーツ(CP-23)と形状こそ似ているが、2つのハッチが一体成型となっていて開閉させる事は出来ない。
ただし、CP-23のハッチ部分を移植する事で開閉式のハッチを再現する事が出来るようになっている。