図鑑データ
「アタシ、綾波型駆逐艦『朧』。誰にも負けない…たぶん……」
綾波型駆逐艦、概要、行きます!
『艦隊これくしょん』に登場する艦娘(駆逐艦娘)の一人。綾波型7番艦。
綾波型は吹雪型・暁型をひっくるめた「特型駆逐艦」全体から分類すると「特II型」と呼ばれるが、特II型の中でさらにこの朧から末っ子までが煙突の長さが短くなっているので「特IIA型」と呼ばれる。それを受けて、朧と以降の曙、漣、潮の四人はネームシップの綾波とイラストレーターが別となっている。
また、艦娘の中で唯一、海洋生物と関わりのある艦娘である。
艤装の吸気管からは常にカニが1匹覗いており、中破時にはヒトデが2匹足に貼り付く。カニがいるのは、彼女がカニや鮭の漁場として知られるベーリング海に沈んでいるからと思われる。
公式4コマではどこにそんなスペースがあるのかというほど大量のカニを両方の吸気管の中に棲まわせている。全員ペットなのか、はたまた養殖したのか…。
ゲーム内イラストではカニは1匹だけで、朧とカニの関係は謎だが、少なくとも朧が被弾し艤装がひしゃげても逃げずに一緒に焼かれる程度の絆である模様。
2015年夏に実装された限定ボイスでは、「え、この蟹ですか? はい、元気です」「カニさんも嬉しそう、ほら!」と語っており、朧はカニの感情などが読み取れるらしい。
また、このカニは2015年冬の曙や漣の期間限定グラフィックにも登場するようになっており、第七駆逐隊のマスコットになりつつある。
ちなみに、このカニが棲んでいる吸気口は排気口(煙突)のすぐ横にあるのだが、タービン機関の排気は約300℃に達する。煙突を通る際に多少温度は下がるにしても排気は高熱で、吸気口近辺もそれなりに熱いと思われるが…ほんとにただのカニ?
つっても煙突の隣が居住室だった空母もあるが……
容姿ですね!いよいよか!
枯草色のショートボブに、琥珀色の瞳。右頬にある絆創膏が特徴的。
中破すると前髪が一房、アホ毛のように跳ね上がっていることから、本来はそこそこ癖が強い髪だと思われる。また中破すると頬の絆創膏がガーゼにランクアップする。
服装は他の第七駆逐隊同様、白地に紺色の半袖セーラー服。ただし襟だけはエメラルドグリーンである。下は黒靴下。
下着は白のパンツを履いているものの、ブラの存在は確認できない。
艤装も彼女より下の姉妹艦で共通である。
基本デザインは吹雪型のそれとよく似通っているが、背負っている煙突艤装の底が少し短くなっているのと、主砲がより角ばってほとんど完璧な箱型になっているのが特徴。
提督、夏真っ盛りですね!朧、この季節大好きなんです!カニさんも嬉しそう、ほら!
2015年6月26日のアプデでついに新しいグラフィックを手に入れた。その新しいグラフィックである初夏の季節限定グラフィックでは、かなりの美乳の持ち主と判明した。
秋ですね。少し落ち着いた季節になりました。提督はどんな本をお読みですか?
さらに9月6日の更新で他の七駆を出し抜き秋季限定の浴衣グラフィックが実装された。
翡翠色の生地にススキの柄と月影を模した染め抜きの浴衣を、藍色の“朧月”の染め抜きが入った帯と、若草色と深緑の編み合わせの帯紐で留めている。
髪にポンポン系の黄色い小菊を飾り、右手に焼きトウモロコシ、左手には柄帯で束ねた本を携えている。背中にはいつも通り艤装を背負っている一方、いつものカニが左肩にちょこんと乗っかっている。かわいい。
中破時には本がほとんど吹き飛び、涙目でしゃがみこんでいる。浴衣がはだけて右肩と胸元の下着が見えており、前に出た綺麗な左脚もあって色っぽさがある。ついでにカニも涙目で縮こまっており、すっかり朧のマスコットとなっている。
限定ボイスも一種類追加されており、提督に本の好みを訊いてくる。どうやら読書家としての一面もあるようだ。
性格が頑張ったって?あ…そう、そうね、次も頑張るから!
口調は柔らかめだが熱血系努力家。何事にもひたむきにまっすぐ頑張るタイプ。
ただし意固地なところがあり、自分の努力以外には抵抗が在るらしく、改修されたり新しい仲間が来た際には遠慮する・テンションが下がるといった場面がある。
ちなみに提督のことは「嫌いではない」らしいが、どこか遠慮している雰囲気。
朧のグラフィックを新しくしてくれるの?ありがとう!
2015年12月8日のアップデートで、何と事前の告知無しで「朧改」のグラフィックが新規描き下ろしのものに差し替えられるというサプライズがあった。
以前のイラストと比べると洗練されており、彼女のみならず絵師の成長も窺い知れるといえる。
通常時の髪型は、後ろ髪部分が跳ね上がっているように見えるが、中破時には元の髪型になっていることから、どうやら風にたなびいている模様。
また艤装も特Ⅱ型基準のものに改められており、手に持っている連装砲は10cm連装高角砲らしきデザインとなり睦月型のような三日月のマークが入っている。
史実との絡み
1931年に、綾波型7番艦として就役した。なお、艦番号は朧が第七駆逐隊の中で一番若いが、実は8番艦曙の方が、起工、進水、就役とも早かったりする。就役した後は、曙とともに第七駆逐隊を編成した。のちに第七駆逐隊には、潮も入ってきて、この三隻で第一次上海事変に参戦している。第四艦隊事件では、朧、曙も被害を受けた。日中戦争にも参加し、上陸作戦の支援を担当している。
このように、太平洋戦争の開戦前まで、朧は曙、漣(1940年から第七駆逐隊に所属)、潮とともに、第七駆逐隊に所属していた。しかし、開戦直前の1941年9月、漣と朧は、ともに五航戦に転出した。漣は1ヶ月もたたないうちに、第七駆逐隊に戻ったが、朧はそのまま五航戦所属のまま、開戦を迎えている。
太平洋戦争の開戦当時の五航戦メンバーは、空母翔鶴・瑞鶴姉妹、その護衛として秋雲と、朧で結成されていた。
五航戦に所属していた朧は、太平洋戦争中、他の第七駆逐隊のメンバーと行動を共にしたことはただの一度もなかった。また、五航戦所属ではあったが、航続力に不安があったため、戦争中は空母護衛よりも、太平洋の島々を攻略する作戦に参加することが多かった。
ミッドウェー海戦で一航戦が壊滅した事により、五航戦は解隊、朧は横須賀鎮守府附となり、以後も様々な任務に就いた。
1942年6月11日より、竣工間もない秋月と共に瑞鶴の護衛を命じられ、短い期間ながら行動を共にしている。
そして、キスカへの輸送中に米爆撃機の空襲を受け、輸送していた弾薬に誘爆してしまい沈没(この事からか朧は寒いキスカ島には近付きたくないと意識している)。艦長ら生存者は、同攻撃で大破していた初春に救助されるが、初春は波浪で航行不能になる。その後初春は無事に後から来た若葉と初霜に曳航された。
こうして、第七駆逐隊のメンバーの中で、朧は一番最初に戦没することとなった。
当初の朧は、ゲーム内で第七駆逐隊や五航戦に関して何も言及しなかったが、2015年6月26日のバージョンアップにより新しいグラフィック、さらに彼女自身の口から第七駆逐隊へのセリフが追加された。また、2015年9月25日のアップデートでは、瑞鶴、翔鶴、秋雲と朧の4人での編成・出撃する任務が追加されている。
姉妹たちや、かつての部隊メンバーたちと、ゲーム中では仲良く活躍させてみてはどうだろうか。
関連イラストが…必要です。また戦うために。
提督、関連タグです。
※単に朧で検索すると様々な作品の朧がヒットしてしまうので、記事タイトルである「朧(艦隊これくしょん) 」か「艦 これ 朧」の部分一致で検索することをお勧めする。
綾波(艦隊これくしょん) 敷波 朧 曙(艦隊これくしょん) 漣 潮(艦隊これくしょん)
朧(無印)