曖昧さ回避
- ギリシャ神話に登場する狩人。オリオン座の由来。綴りはOrion。英語読みはオライオン。この記事で扱う。
- 『SoundHorizon』のアルバム『Moira』の登場人物。この記事で扱う。
- 『AMNESIA』に登場する精霊。→オリオン(AMNESIA)
- 『夢王国と眠れる100人の王子様』に登場するキャラクター。
- 『Fate/GrandOrder』に登場するサーヴァント。→オリオン(Fate)
ギリシャ神話の英雄、オリオン
海神ポセイドンと人間の女の間に生まれた息子、オリオンはその美貌と強さを鼻にかけ、狩人として暴れまわっていた。これに対し月光と狩猟を司る純潔なる女神・アルテミスは「自分の配下のニンフたちに手を出そうとした」と憤激し、オリオンに抗議するも、それ以来オリオンは次第にアルテミスに心を開くようになっていく。
次第に仲良くなっていく二人を見て、アルテミスが誑かされてはなるものかと焦燥した太陽神アポロ(アルテミスの兄)は大地の女神ガイアに相談し、オリオンを亡き者にしようと考えた。
ガイアは浜辺を歩いていたオリオンのもとに巨大な蠍を送り付け、オリオンの脚を刺させた。激痛に驚いたオリオンはサソリが追ってこないように海に向かって逃げようとするが、アポロは遠方からアルテミスを唆し「お前がオリオンに誑かされてなどいないと言うのなら、あの水平線の上の点を撃ってみろ」と挑発した。アルテミスは躊躇いなく矢をつがえてこれを撃った。
その夜、砂浜に打ち上げられた、己の矢を受けて絶命したオリオンの骸を見たアルテミスは悲嘆にくれ、彼を空に上げて星座として残した。これがオリオン座である。しかし、オリオンを殺した蠍も、アポロンがその功績をたたえて蠍座として空に上がった。こうして今なおオリオンは蠍を恐れ、オリオン座と蠍座は決して同じ星空に現れないのだという。
関連項目
ギリシャ神話 アルテミス アポロン 硬くてイタイ、憎っくき敵
オリオン(Moira)
『SoundHorizon』の6作目のStory CD『Moira』の登場人物。
かの有名な“弓がしなり弾けた焔、夜空を凍らせて”射ちができる一人。
エレフと同じく奴隷の身で、エレフ、ミーシャと共に逃亡を試みる。
弓が得意で大会で優勝している。
モデルは射手座。