ウルトラ怪女子
うるとらかいじょし
概要
コミックマーケット86で、徳間ブースにて販売されたドラマCD付きの書籍。
[]擬女化]]されたウルトラ怪獣たちをまとめたカラー書籍(B5サイズ、全46ページ)と、彼女たちの活躍(?)を描いたドラマCDから構成される(掲載されいている怪獣については、「ウルトラ怪獣擬人化計画」の記事を参照)。
「ウルトラ怪獣擬人化計画」のメディアミックス作品としては実質第一号と言える作品(これより以前に『はいたい七葉』にキャラクターが登場しているが、どちらかといえばゲスト出演的な意味合いが強い)で、以降展開されていく様々な企画群の鏑矢となった。
なお、POP版の擬人化キャラクターを元にしているため、電撃G'sマガジンで掲載されているものとはデザインが異なる。また、後に販売された『ウルトラ怪獣擬人化計画 feat. POP Comic code』は同じPOP版のキャラクターを元にした作品だが、世界観や登場キャラクターの設定(1人だけ例外はいるが)などはすべて一新されており、特に繋がりはない。
ドラマCDストーリー
我々の住む世界には、並行していくつもの世界が存在する。
ここは、そんな世界の1つ―-モンストリア。
人々の想像が生み出したものたちが実体を得る世界。
人間たちの想像力が生み出した怪獣たちは、ウルトラマンに倒されたあと、この世界にたどり着く。
そう、ここは怪獣墓場。
しかし、この場所で実体を得たウルトラ怪獣たちは、なぜかすべて少女の姿になるのだった…。
登場人物
怪女子
ウルトラ兄弟に倒された怪獣たちの魂が少女の姿で実体を得る怪獣墓場の一種、モンストリアで蘇った怪獣達。全員が本編に登場した怪獣と同一人物。
テンペラー星人
声 - 新井里美
タロウと戦ったテンペラー星人本人。メビウスと戦った宇宙人連合の幹部や、ゼロと戦った極悪のヴィラニアスの記憶も保持している(原作ではタロウと戦った個体とそれ以降に登場した個体は全くの別人である)。
平和なモンストリアに退屈し、ウルトラ兄弟との戦いを望み地球侵略を企てる。
なお、声を担当した新井里美は、『はいたい七葉』でもテンペラー星人を演じている。
メフィラス星人
声 - 井上喜久子
初代ウルトラマンと戦ったメフィラス星人本人。
テンペラー星人の提案に乗り、手を組もうとしたが侵略性の違いから仲違いした。
悪質宇宙人という肩書を気にしている。
一度だけだが、二代目の発したお馴染みの台詞を言うシーンがあるほか、中の人ネタなのか、「おいおい」と言われる一幕がある。
エレキング
声 - 佐藤利奈
ウルトラセブンに斬り殺されたエレキング本人。
怪女子の中では外見的には一番幼い。斬られるのは気持ちよかったらしい。
ツインテール
声 - 八木あずさ
グドンに殺されたツインテール本人。現在はグドンとは仲が良い模様。
"古代怪獣"の肩書通り、太古の地球のことに詳しく、作中では地質年代のより専門的な分け方を解説しようとして止められるシーンがある。
声 - 清水彩香
怪獣を蘇らせる力を評価されて怪女子達に勧誘される。
語尾に「~うが」と付けて喋る。
声 - 藤原啓治
ウルトラマンであるためか少女にはならず、モンストリアではおっさんに。
怪女子達に協力を申し込むが、可哀想ことになった。本編と比べキャラ崩壊が激しい。
演じた藤原啓治は、本作のナレーションも担当している。