概要
手塚治虫の弟子である漫画家。別ペンネームに【原茂】【池あや子】など。
代表作に、『コミックボンボン』で連載された『ファミコン風雲児』『ロックマン』シリーズなどがある。東映アニメーション製作のアニメ作品『超人戦隊バラタック』の原作も手がけている。
1970年に手塚プロダクションに入社。手塚治虫のアシスタントを行い、1971年に漫画家デビュー。小学館の児童誌で「魔女っ子メグちゃん」「サンダーマスク」「ウルトラマンタロウ」などのアニメ・特撮作品のコミカライズを手がける。
1980年ごろは、活躍の場を講談社に移り『コミックボンボン』で、爆弾をモデルにしたコミックボンボンのマスコットキャラクターのデザインやサンライズのロボットアニメ(「聖戦士ダンバイン」「重戦機エルガイム」など)のコミカライズを執筆したあと、「ファミコン風雲児」「ロックンゲームボーイ」などのホビーバトル漫画を手がける。1990年ごろに、「ロックマン」シリーズのコミカライズを執筆。
現在、『ゴルフレッスンコミック』(日本文芸社)にて、『武藤俊憲のシンキングゴルフ』を連載。
ロックマンについて
ゲームホビーバトル漫画「ロックンゲームボーイ」作中で主人公がGB版ロックマンをプレイするところ(主人公がロックマンの化身に、敵側が丁寧にボスキャラの化身に変身して対戦など)が好評か次回作がそのままロックマンへと移行。
元々手塚治虫の影響かキャラクターがだいたい大きな瞳なのが特徴。
そのせいかロックマンも、「アトム瞳のロックマン」であった。
(カプコンからの意向で、『ロックマン6』以降はゲーム版になった)
手塚や石ノ森章太郎を思わせる「ぎょっ!!」などの古典的マンガ表現、そして「正義のバスターを受けてみろ!!」「ぼくは負けられないんだ!!」など、とにかく熱いそのセリフで多くのファンを獲得した。
ゲームではどこかコミカルなワイリー博士も、池原版ではとにかく悪い「悪の帝王」(プロフェッサー・ギルなどに近い)である。
2012年現在、『ロックマン7』ほかが復刊されている。
オリジナルストーリーに
『ロックマン 蘇るブルース』『イレギュラーハンターロックマンX』があり、
本人も気に入っている(『ロックマン×ロックマンX オフィシャルコンプリートワークス』)。
ちなみに、有賀ヒトシの『ロックマンギガミックス』第2巻で、アトム目のロックマン、池原版ロールちゃん、ワイリーを載せてくれた。
『ロックマン6』では
ケンタウロスマンを金髪ロングヘアの美女にしてしまい、かつナイトマンの恋人にしてしまったことでも有名。で、ロックマンは泣きながら彼女を倒した(悪の親玉を倒したあと、ロックマンは彼女に破壊されることを選んだが、ケンタウロスマンはその場で恨みを果たそうとしたので、仕方なく倒した)。
ロックマン6は一番熱い。全てのボスが哲学を持っている(自爆したり、立ち往生したり、敢えて死を選んだり……)。そのラストは、本当の意味でハッピーエンドである。
他には本編『ロックマンボスキャラコンテスト』で選考もれした数々のキャラクターを自身が手掛けたロックマン作中に登場させている。例として「カラテ1号」など