CV:北川米彦
概要
山(もしくは岩石)が柔道着を着たイメージという物凄いキャラクターである。
初期は真ん丸お目目だったが、話数を追うごとにドンドン人相が悪くなっていった(フィギュアでもわざわざ初期の顔が付属するキットがあるとか)。
ちなみに「キン肉マンレディー」に登場する「ザ・まうんタン」は初期の魔雲天がモデル。
見た目のゴツさとは裏腹に、超人強度は50万パワーしかない(ちなみに、この数値はミートと同じ)。ちなみにモバゲー版では500万パワーと表記されており、もしかしたら単なる誤記なのかもしれない。
しかし、その重厚な岩石の肉体から繰り出される技は強力で、なおかつ硬い岩石のボディにはほとんどの打撃は通用しなかった。
また、超人格闘技を得意とする技巧派の一面もあるが本人は力押しを好む。
アイドル超人との戦いでは得意技「マウンテン・ドロップ」でテリーマンを圧倒するが、最終的にはテリーマンの渾身のブレーンバスターにより逆転負け。
敗退後にはテリーマンをリングの落下に巻き込み道連れにしようとしたがすんでのところで脱出され自分だけが死亡した。
アトランティスとキン肉マンの戦いでは悪魔霊術血縛りによって他の死亡した悪魔超人達と共に悪霊としてキン肉マンに取りつきアトランティスを支援したが、救世主(メシア)の霊界ポケットで一時的に霊体となったテリーマン達に他の悪霊超人共々地の底深くに沈められた。
夢のタッグ編ではアシュラマンの悪魔霊術・地獄のキャンバスにより再び他の死亡した悪魔超人達と共悪霊として召還され、マッスル・ブラザーズの前に立ちふさがった。
この時、キン肉マングレートの正体が過去に自分が対戦した超人である事に気が付いたが、名前を特定するには至らなかった。
前回の失敗を踏まえ、モンゴルマンがブロッケンJr.に貸与した霊界ポケットをブロッケンが来襲する前に粉砕した。
悪霊軍団の中では最後まで生き残り、他の悪霊を封じたマッスルローリングを一度は食い止めるなど、悪魔と呼ぶにふさわしい恐ろしい執念を見せている。
後の登場
後の『完璧・無量大数軍』編にて、悪魔としての誇りとも呼べる意地を持っていることが明かされ、敢えて捨て駒としてストロング・ザ・武道に挑んだ。試合中、武道に「人間として生まれ変わることで命ばかりは助けてやる」と取引を持ちかけられるが、魔雲天はあくまでも「超人としての誇り」尊重し彼の手を跳ね除ける。しかしその実力の差は歴然であり、最後は武道に頭頂部を割られ敗北。
その後、テリーマン戦同様、リングごと彼を巻き込んで奈落へ転落するが…
ちなみに続編である『キン肉マンⅡ世』の特別編に再登場しており(生き返ったことについても触れられている)、かつての雪辱を晴らすため、テリーマンの息子テリー・ザ・キッドに、自身の息子である暴留渓(ボルケーノ)をけしかける。