概要
2015年2月5日にバンダイナムコゲームスより発売された、漫画『ドラゴンボール』を原作とするゲーム作品。略称はDBXV、XVなど。対応機種はPS3、PS4、Xbox360、XboxOne。
ちなみに「XENOVERSE(ゼノバース)」とは、「知らない世界」「未知の領域」という意味。
本作はTVアニメ『ドラゴンボールZ(および改)』と近年公開された『神と神』の物語を基準としており、孫悟空たちがこれまで繰り広げてきた数々の闘いの歴史が何者かの介入により改悪されてしまうという異変が多発し、主人公(プレイヤー)はタイムパトロール隊員としてその異変の起こった時代へ赴き、Z戦士たちに協力して正しい歴史の軌道を取り戻すことを目的としている。
世界観
原作における闘いから数年後の未来の世界が舞台。
本作では過去を遡る上で年号の概念が存在し、拠点となる未来の世界はAGE850、最も古いラディッツの地球襲来時がAGE761といった形で各時代に年号が割り当てられている。
プレイヤーは、時の界王神が住む“刻蔵庫”を抱える“トキトキ都”を拠点にタイムパトロール活動に励むことになる。プレイヤーが挑む異変は、悟空たちがこれまで闘ってきた強敵たちが本来なら起こり得ない謎のパワーアップにより戦士たちを圧倒し、勝敗が逆転してしまうというもの。こうした歴史の大きな変動は刻蔵庫の圧迫・崩壊を促し、その影響で時間の概念そのものが崩壊してしまう危険があるという。プレイヤーは、各時代へ赴き悟空たちの闘いに加勢する形で歴史の軌道修正を行うとともに、こうした異変が起こっている原因を探ることになる。
主な登場人物
- 主人公(プレイヤー)
本作の主人公であり、プレイヤーの分身(アバター)。
トランクス:ゼノ(後述)が異変を共に戦う強い戦士を神龍に願ったことにより未来に召喚され、以降は刻蔵庫に収められた“時の巻物”を使い様々な時代を巡る“タイムパトロール隊員”として行動することになる。
名前および容姿は本編開始時にカスタマイズ可能。性別の他に地球人、サイヤ人、魔人、ナメック星人、フリーザ一族といった種族の分類も存在し、それぞれ能力や成長の特性が異なる。また、衣装は都の店で購入したり任務中に手に入れるなどして膨大なバリエーションが存在する他、本編に登場する戦士たちと戦ったり師事することなどで彼らの必殺技を使用することが出来る。
人造人間編にて登場した、未来からやってきた方のトランクスその人である。
時の界王神から、かつてタイムマシンで時空を移動した行為を重罪として問われ、その償いとして、あらゆる時代の改変を修正する役割を命じられる。刻蔵庫に収められた膨大な量の巻き物を管理する傍ら、時の界王神のわがままに付き合わされるなど気苦労の多い中間管理職ポジション。
本作では、プレイヤーのナビゲーターおよびサポート役を務める。
ドラゴンボールを使い主人公をこの時代に召喚し、今回の異変解決の協力を願い出る。面識のある人物との鉢合わせを避けるため、基本的には直接戦闘に出ることはないが、歴史の改変を行っているミラ&トワとの戦闘時など、一部の戦闘には参加する。
因みにトキトキ都が近代的に発展した背景には彼の実家であるカプセルコーポレーションの協力があるとか
「時」を司る界王神。
見た目は10歳前後の少女のようなちんちくりんだが、後述の魔神ドミグラとの過去から少なくとも7500万年以上は生きている。宇宙でもかなり地位の高い人物である(らしい)が、そうした地位を鼻にかけることのない気さくで親しみやすい性格。
トランクスと同じく現在起こっている異変に頭を悩ませており、主人公やトランクスに様々な指示を下す。
なお「界王神」を冠してはいるが、東の界王神や老界王神との面識があるかについては触れられていない。破壊神ビルスにはてんで頭が上がらず、呼び捨てにするトランクスに「様」付けするように念押しする場面も。
ちなみに本名はクロノアという。
- トキトキ(声:後藤哲夫)
時の界王神と共にいる、時を作る不思議な鳥。
- トワ(声:勝生真沙子)
歴史の改変を進める二人組の一人。はるか未来よりやってきた、暗黒魔界の女科学者。
ダーブラの妹。
ドラゴンボールヒーローズでは暗黒トワにパワーアップした。ちなみに兄のダーブラ:ゼノも登場しているが、この仕様のダーブラは特にゼノバースには出ていない。
- ミラ(声:高橋広樹)
歴史の改変を進める二人組の一人。トワに造られた巨躯の戦士。人工生命体。
暴走形態があったり超ミラがあったりと、意外と変身は多彩。
主な技はダークかめはめ波とアンドロイドキックだが、悪人のはずなのに何故か元気玉が使える。
- 魔神ドミグラ(声:鳥海浩輔)
ラスボス。7500万年前は怪しい研究をしている魔導師だったとのこと。部下にグレイビー、プティンがいるが、現在の時代では二人がどうなっているのか不明。
トワ同様キャラクターを操る力に加え、超サイヤ人ゴッドの力を吸収し、更に超サイヤ人3になった悟空をも圧倒する強さを持つ。
しかし、破壊神ビルスを操ろうとして失敗したり、ビルスに逆らったのに主人公を「神に逆らう愚か者」と呼んだりするなどのおバカな一面もあったりする。
最終形態はヌマクローにちょっと似ている。
※本作に登場するキャラのうち一部は、外国でサービスの行われていた『ドラゴンボールオンライン』から本作用に設定を改めて再登場となる。上記作品は日本ではサービスそのものが始まることなく終了した。