概要
JR東海飯田線は、ローカル線であり1時間あたりの平均本数1本以下のため通勤通学ではおいそれと「次の電車に乗る」ことはできない。
この路線は元は私鉄であり、戦時買収した路線であるため線形が悪くかつ各駅間も短いため、下山村駅-伊那上郷駅間は電車に乗れば5駅、約6kmの距離であり、途中の飯田駅で電車は長時間停車するため、通常普通電車はこの区間を13分から28分ほどかけて運行する。しかし直線距離にすればわずかに2km程度であるが、途中に信号なども存在するとされる。
つまり2キロという距離を約20分( ただし電車によって停車時間などの差が存在 )以内で駆け抜ければ、先行する電車に追いつくことが可能である。
なお同様の行為が大船渡線( 一ノ関駅-気仙沼駅-盛駅105.7kmを走るJR東日本の路線、東日本大震災の影響により気仙沼駅-盛駅間はBRT、バスにより運行されている )の千厩駅-陸中門崎駅間( 鉄道距離26.1km、走破距離11.4km )でも同様のことが不可能ではないであるとされるが、こちらはかなり困難であるとされる。
実際
オリンピック代表クラスのマラソンや長距離走の選手などのペースで走れば約6分前後で走破可能とされるが、そこまでいかなくても成人の男女なら充分走りきれるペースである( ちなみに少し走りこみをやると5kmを20分で走ることが可能となるため、十分できる範囲である、さらに言えばきびきび歩けば5kmを60分で走破可能である )。ちなみに、下山村駅から向かうと上り坂、逆はもちろん下り坂で、下山村駅からの方がキツい。
そのため、両駅で電車に間に合わなかった場合、下山村と伊那上郷それぞれ目指して駆け抜けるエクストリームスポーツである「下山ダッシュ」が展開される( 伊那上郷を目指す場合は「伊那上郷ダッシュ」だろうが、後述作品の影響からか、この名称で定着した )。
このスポーツは地元人、特に周辺学生など以外では知る人ぞ知る裏技だったが、これを世に知らしめたのが、究極超人あ~るのOVA版であ~る達が下山村駅で下車して、伊那上郷目指して走り、追いついたというストーリーであった。
後に鉄道誌「旅と鉄道」や関西の人気番組「探偵ナイトスクープ」でこの描写を再現し実際に出来る事を証明して見せた。
以降、地元民のみならずあ~るファンや鉄ヲタなどが、この地に足を踏み入れては電車との追いかけっこを繰り広げることとなる。
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大垣ダッシュ:こちらは真似しないように!